Photographer: Red Bull Content Pool

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 1月17日、いよいよダカールもフィナーレ。ホンダのエースJ・バレダのウユニ湖での陥落によって、KTMのM・コマがレースを牽引していたところだったが、見事にトップを死守。17日は174kmのスペシャルステージであったところ、悪天候の影響で73km時点で残りがキャンセルとなった。
 これによってKTMはF・メオーニから続く連勝記録を14勝に伸ばすことに。ホンダファクトリーが立ち上がってから3年目、悲願のチャンピオンは、美しきウユニ湖のマラソンステージによって阻まれたことになる。
 今季よりサテライトではなくファクトリーでの参戦にスイッチした注目の女性ライダーL・サンツは、第8ステージ以降で連日トップ10フィニッシュ。総合9位、自身が持つ女性最上位記録を塗り替えた。

 HRCのコメントとしては「私の思いとしては、ダカールの勝利まであと1年間待たなければならないことを、非常に悔しいと思っています。いずれにしても、我々のダカールへのチャレンジは続くので、皆さまご期待ください。」(野村欣滋|株式会社ホンダ・レーシング(HRC)社長、ホンダWEBサイトより)と、早くも2016年への継続を宣言。P・ゴンサルヴェスは「ダカールでの勝利まで、本当にあともう少しでした。万全の準備で臨みましたし、戦い方は間違っていなかったと思います。この結果はうれしいですし、チーム全員に感謝しています。」と語る。

 一方、王者KTMサイドより、コマのコメント。「2日目にスローダウンしなければならない問題に直面したが、それから我々は戦略を変更して失ったタイムを取り戻すことに集中した。マラソンステージが今回のダカールのキーになることはわかっていたからね。」また、バレダとゴンサルヴェスに対して「すごくレベルが高く、この1勝には大きな価値があるよ」とのこと。

最終リザルト
1. Marc Coma (ESP), KTM, 46:03.49 h
2. Paolo Goncalves (POR), Honda, +16.53 min (17分のペナルティを含む)
3. Toby Price (AUS), KTM, +23.14
4. Pablo Qunitanilla (CHI), KTM, +38.38
5. Stefan Svitko (SVK), KTM, +44.17
Other KTM
6. Ruben Faria (POR), KTM, +1:57.50 (40分のペナルティを含む)

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