4メーカー中最後の16モトクロッサー発表は、スズキになりました。
注目すべきは、RM-Z250! 見た目で語らず中身を見ろ! 的ないぶし銀なモデルチェンジ。スズキファンのみなさまに限らず、きっと多くのモトクロスファンの心をうつことでしょう。現在のところ海外発表のみ。ダートスポーツでいちはやく詳細をお伝えしていきます。

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こちらが、RM-Z250。去年モデルをよく知る人からすると、どこが変わったのかわかりづらいですね。

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並べてみると、さらに変わっていなように見えます。リアサスのアジャストが変わったんだな!というのは辛うじてわかります。

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しかし…見た目に反して今回のモデルチェンジはフルモデルチェンジに相当するリファインを受けていることが発表されています。フレームは、従来より定評のあったハンドリング性能をより際立たせることと、直線でのパフォーマンスを上げる(おそらく剛性セッティングでしょう)よう設計されなおされているとのこと。フレームだけで2.5%の軽量化にもなっているそうです。カワサキKX450Fの記事にも書きましたが、軽量化は今年のトレンドですね。

また、目玉の一つとしてSuzuki Holeshot Assist Control (S-HAC)が追加されました。450にはすでに装着されていた、手元でスタート専用にモードを切り替えられるシステムです。3つのモードが選択可能で、Aモードはスリッピーな路面でのスタートに有効とのこと。進角を遅らせることでグリップを稼ぎ出し、スタート後6秒でBASEモード(通常)に切り替わります。Bモードでは、よりよいコンディションの時に」使えるようにしており、進角を早めてレスポンスを向上させるとのこと。こちらも6秒で解除されるそうです。

エンジンに関しては、ファクトリーレーシングのフィードバックを受けて80箇所以上のリファインが施されています。ピストンとピストンピンはFEM加工で性能を向上。クランクケースのリードバルブはより油冷性能をあげるためにオイルストレーナー近辺を見直しています。これらは、低回転域でのエンジン性能にも好影響を及ぼしているとのこと。

点火系統にもリファインが及んでおり、新しいECMはより高パワーでのイグニッション点火に貢献し、マシンのパフォーマンス向上に寄与しているそう。

それと、冷却系は大幅に変わったようです。フィン、ウォーターホースのとりまわし方を変更したことで、冷却性能を向上することができ、結果的にエンジンの出力をより余裕をもって上げることができているとのこと。

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サスペンションはKYBのエアフォークシステム、PSF2を採用しました。PSF2が250クラスに採用されるのはRM-Zが初。これで1kgの軽量化になっているとのこと。スプリング交換の必要性がなくなるのはもちろん、高速/低速の2方向でアジャストでき、その性能は各レース方面でも好評を得ていますね。全体的な性能向上も果たしているとリリースされています。

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日本の発表を楽しみに待ちましょう!

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