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ダカール2016における唯一の日本人2輪選手、三橋淳KTM450RALLY Factory Repricaは無事に車検も終了。スタートを待つだけとなりました。公式サイトのコメントからは、久しぶりの2輪でのスタートを目前にした緊張とワクワクした気持ちが同時に伝わってきます。三橋の2輪時代を知るファンは、どうしても上位での完走を期待してしまいますが、彼は冷静に自分と現在のラリーを分析します。
「45歳という年齢は、今のダカールラリーのバイク部門では高齢の部類になりますし、また13年ものブランクは、ライダーとしてのレベルを、取り返しがつかないほど下げるには十分すぎる時間です」。「たぶん60位ぐらい、前半はもっと遅いでしょう」という自らの予想は、やや控えめにも見えますが、多くの経験から、ラリーのリスク、いたずらに順位を追いかけることの危険を知り尽くした、重みのあるコメントと言えそうです。

三橋淳の情報は、公式ホームページjun38c.comが詳しく、さらに言えばシークレットサイトが毎日濃厚な密着レポートをアップし続けています。

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ついに仕上がったはずだった三橋マシンですが、日本から用意したデカールは素材が薄く、ダカールを乗り切れないのではないか、という懸念から、この写真の後に衣装替えしています。現地のデカール屋にデータを送って、次の日にはできあがってくると言う手際の良さ。

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Japanese Style、現地チームでも好評でした!

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ワルシャワラリーチームのマシン作りは、このあたりがKTM界隈でも特殊に見えますね。タイゴンチューブを利用したホースの取り回しは、ラリー車だけでなくモトクロスマシンにも応用が利きそうです。

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車検前、チェックを受ける三橋マシン。

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この記事の著者について

Enduro.J & BIGTANK magazine
特設2016ダカール速報チーム。現地に飛んでいるEnduro.J稲垣と、アーカイブを交えた原稿起こしを担当するビッグタンクマガジン春木のコンビが、2016年のダカールを斬ります!

なお、Enduro.Jが2月末に発売を予定しているEnduro.J Magazine vol.1はダカールがテーマ。ぜひここから予約申し込みを!!
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