varme.trycross01 って誰? varme.TCB27/270cc ってどんなバイク?

_Q6T2594

今回のG-NET Rd.2(CGC斑尾)のエントリーリストに、名前が英語で変なマシン名があった事に気づいた人は、けっこういたかも知れません。

レースが始まってすぐに「あのゼッケン31って誰?」という声が、あちらこちらで起こるようになりました。常勝の高橋博がマシントラブルで陥落したこともありますが、他のシングルゼッケンのトップライダーが、誰もこの31番に追いつけない。終わってみれば2位を10分以上引き離す結果で優勝。一躍「ミスターX」みたいな存在になってしまいましたね。

_MG_8286

本名は伊藤明夫(旧姓上福浦)。ある年代のトライアルファンにとっては、忘れることのできない名前です。

日本代表のライダーですから…

マシンはBETAテクノを大幅に改造、年式は不明。15年以上前のマシンなのは確実です。リアスプロケットは神戸のトライアル専門ショップミネモーターサイクルさんで特注で製作してもらいました。エンジン、クラッチもミネさんでハードエンデューロ仕様にチューンされています。ちなみに車両重量ですが、ガソリン抜きで89kgだそうです。

伊藤さんは1980年台から90台前半にかけて全日本トライアルで活躍されたトライアルライダーでした。

当時は、今以上にHRCやYAMAHAワークスが幅を利かせていた時代(ホンダもヤマハも市販のトライアルバイクだしていたほど、人気のスポーツでした)。そのなかで、決して日本のセクションに向いているとはいえなかった外車で参戦し、日本人で初めてBETAをIAクラスで優勝させました。まだIASがなく、IAクラスが最高峰だった時代です。

ちなみに伊藤さんが優勝した当時のBETAに試乗させてもらった事があります。重心が低くて安定しているのはよいのですが、タイトターンがしづらいなどの微妙な癖があり、RTLやTYRと比較して、ちょっと扱いにくいなと思った記憶があります。伊藤さんに対しても「このマシンでよく国内ワークスと優勝争いやってるな」と感心したものです。

伊藤さんは、世界選手権やデナシオンに参加したりしましたが、1994年を最後に、レース活動にとりあえずの終止符をうっています。

Follow me!