上福浦さんの復活

2008年に一年間国際B級で全日本に全戦エントリーし、ランキング2位で2009年国際A級に昇格。まだまだトライアルの腕前は衰えていませんでした。

最近では、先日の全日本トライアルのオープントロフィークラスで、今回のマシンにトライアルタイヤを履かせて優勝。このマシンでIBと同じセクションを走れたことは、まさに驚異なのですが、決しておちゃらけではなく、このマシンの性能テストのためだったとか。全ては斑尾で勝つためだったというわけです。

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さて、今回の斑尾ですが、いきなりの優勝でこの経歴「やっぱりトライアルライダーは上手いね」と思われた方が大半でしょう。

しかし、伊藤さん実は2013年から今までに何度もハードエンデューロ系のレースに参加していたのですが、思うような成績があげられず苦労していたそうです。そして、今回は必勝するために準備期間に半年かかったとか。

余談ですが、私と伊藤さんとの出会いも、伊藤さんがタイヤのチョイスで迷われていて、偶然SHINKOタイヤを試してみたいというお問い合わせから始まりました。ちなみにSHINKOタイヤは今回2位の山本礼人選手も使用しています。実は山本選手は、3ラップ目で伊藤さんよりもラップタイム早かったんですよね(ちなみに3周出来たのはSHINKOタイヤだけって事ですね、アハハ)。

伊藤さんは現役の時からアイデアマンで、広島高潤のトライアル専用オイル「トライアル感性」を開発したり、当時世界で流行りかけていたワンピースのトライアルウエアをいち早くデサントと共同開発したり、今では当たり前となったヘルメットに通話システムを組み込む手法を90年当時から採用したり、とかなり革新的なことをされてました。

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