本日はAXCR最終LEG。無事ゴールすることができ、DAYリタイアがあったものの4年連続で完走を果たすことができました。

まずはご協力いただいた皆様に感謝します。

また本レポートを読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

帰国後は誌面でのレポート制作に入ります。私の走行写真などはオフィシャルカメラマンさんが撮影されているので、私の撮影した写真と合わせてお送りします。また、この後は、ほぼすべてのSSをムービ撮影していますので公開予定です!

 

苦しくても、余裕がなくても、トラブルが起きても、それでも完走を目指して走り続けるアジアクロスカントリーラリー。ついに最後の朝がやってきました。ライダーの心には、ついに終わってしまうのかという、少し切ない感情が芽生えてきます。これは何年走っても同じ感情です。ともに走ってきたライダーや、大会関係者全体が気持ちが通じ合うというか。言葉でいくつも並べるよりも、実際に身を投じてしかわからないこともあります。僕は毎年、この素晴らしさを伝えたくて、自らコンペティターとして身を投じ、レポートしていますが、是非、あなたも関心を持ったならば、エントリーしてみてください。

 

最後の朝、今年もライダーから「これで最後のSSか!」「もう終わってしまうんだ」という声が聞こえてきました。

早朝、ホテルを出発する時の「凛とした」時間が好きです。体は疲労し、これから走るSSに心を巡らせる時間。

 

オイルの滲みはやはりありますが、走り続けている分には問題なさそう。オイルの規定値を下回りませんでした。しかし念のため、予備のオイルを4L持って走りました。

SSスタート前、木村さんのフォークからオイルが漏れていることが判明。早速、小栗さんの真似をして持参したリスクレーシングのシールドクターを貸しました。これフロントフォークに装着しておけるので便利。インドネシアのライダー、KADEXにも「Goog Idea!」と褒められましたが、これは本誌でも紹介した通り、うなぎ工房さん&小栗伸幸さんのアイデアです(笑)。ありがとううなぎさん。

最後のSSは前半ロック(さすがにエンジンヒットしないように緊張しました!)、後半にスリッピーなマディという路面。写真左のNarisaraさん(タイの女性エンデューロライダー、普段はOLさん)は、ナビもうまく、安定した走りで、おじさんたちはかないません。最後の日は彼女の後をおじさん4-5台がカルガモのようについていく絵柄になりました(笑)。この様子はムービーで撮影していますので後ほど。

 

さて、彼女のバイクはCRF250L。ローシートを組んでいるとはいえ、やはりマディでは苦戦。コケてはおじさんたちが助け、コケては助け。こちらはナビをお願いしたい身なので、先を行きません(笑)、その代わり、彼女を助けます。

 

そんなこんなで彼女の後ろをしばらく走り、ナビや分岐点の走り方、間違った時の素早い対処など学ぶことができました。農家の庭に入りそうになり、「間違えた!ソーリー」と恥ずかしそうに笑いながら引き返す姿に、おじさんドキュン(笑)。

SSが終わり、リエゾンを走っていると、みんなで洗車場へ行くことに。なんと彼女は、僕らのヘルプに感謝してくれていたらしく、洗車代を奢ってくれました! さらに焼き鳥やポーク、白米(カオマンガイ的な)を奢ってくれて、それが美味かった! 来年もスポンサーが集まれば走りたいそうです。

 

タイの洗車場は多く、仕事も丁寧です。だいたい200バーツくらいかな。もっと安いところもあるかもしれません。

 

そんなみんなとの楽しい時間も終わり、ゴールのアユタヤ、ヒストリカルパークにあと2kmというところで、バッテリー切れ。ジェネレーターへのダメージがあったようで、おそらくちゃんと充電されていなかったものと思われます。そこで大崎さんに電話すると、偶然にもすごく近くにいることがわかり、急遽バッテリー交換。FBバッテリーを組んですぐにスタート。小さいバッテリーだけどしっかり始動してくれました。さすがFBですね。最後の最後でまだドラマがありました。

しかし、最初から最後まで、今回も大崎さんに助けられての完走でした。

いつもいつもありがとう。

 

パークについて、全てが解けて急に眠くなりました。

この寝姿つまらない! プロ根性が足りない、と盗撮した大崎さんの弁。

そして、アユタヤのヒストリカルパークにて、セレモニーフィニッシュのステージに立つことができました。多くの皆様のおかげでここに立てました。ありがとうございました。

 

ホテルではセレモニーパーティ。表彰式もここで行われます。

楽しい宴の最中、大会事務局のお姉さんが坂本さんのところへ。

なんと、前に宿泊したホテルから「汚したタオル代500バーツ」の請求でした(笑)。

信じられない面持ちで確認するも、事務局が立て替えているので、泣く泣く支払う坂本さん。

この人もドラマを生むドラマメーカーです。最後の最後にやってくれました。

ありがとう坂本さん。

 

MOTOは大接戦でした。優勝はタイのJakkrit Chawtale、2位に惜しくも池町さん、3位には足の負傷を負いながらもポジションを守った江連さんでした。タイと日本の激しいバトルはAUTOでも展開されました。

 

今回も色々ありましたAXCR。書ききれないほどありますが、本誌レポートとムービー公開まで、しばしお待ちください。

 

それではそろそろ成田へ向かうフライトへ!

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