【開幕戦 美浜プレイバック】

4月27日に美浜サーキットで行われた今シーズンの開幕戦、S2クラスではベテラン大西健太郎(#2)が参戦、タイムアタックをトップ通過し予選ヒートもトップ、決勝でもスタートでトップに立ち独走状態を作り上げて優勝。S1オープンクラスは中村竜規(#39)と金子和之(#47)が後続を引き離しつつも接近戦を繰り広げた末、金子が勝利した。S1プロクラスでは第1ヒートで佐合潔(#1)、増田智義(#2)、三苫進(#4)のトップ3台がスタート直後に接触転倒するというアクシデントで幕開け。その転倒で10秒以上の差が開きながらも最終ラップまでにトップの背後に迫った佐合、マシントラブルでリタイアした増田、三苫は6位でフィニッシュ。の優勝したのは新生ハスクバーナ金児隆太(#3)。第2ヒートは佐合が圧倒的な速さで後続を引き離しトップでゴール。金児はマシントラブルでリタイア、増田は3位でレースを終える。開幕戦では金児が1勝、佐合が1勝。ランキングでは佐合がトップに立ち、増田、三苫は大きく差をつけられた形。金児も第2ヒートをリタイアしたためランキングは4位。

 

【第2戦 琵琶湖】

S2
全日本スーパーモタード選手権第2戦は5月18日五月晴れの下、滋賀県琵琶湖スポーツランドで開催された。S2クラス、大西健太郎は不参加。勝ったのは城取諒(#7)2位には中木亮輔(#1)3位に瀧川貴士(#12)。優勝した城取はスタートからトップに立ち徐々に差を広げていった。4位には連続入賞の堀田、5位にはガレージファントムの木下が入り、全クラス、ガレージファントムのライダーが入賞する快挙となった。

総合優勝を初優勝で飾ったのは城鳥選手。城鳥選手もS1PROの新井誠選手と同郷の高校生ライダーだ

総合優勝を初優勝で飾ったのは城取。S1PROの新井誠と同郷の高校生ライダーだ

2位には#1中木選手が入った。本人によるとライバルである上位ライダーのエンジンストール等に助けられたとのことだが、中木選手の参戦開幕は上々のスタート

2位には#1中木が入った。本人によるとライバルである上位ライダーのエンジンストール等に助けられたとのことだが、参戦開幕は上々のスタート

3位には優勝候補の一人であった瀧川選手

3位には優勝候補の一人であった瀧川

 

S1オープン
開幕戦同様に金子和之(#47)と中村竜規(#39)がレースをリードし、木下裕規(#1)が二人追う展開になった。最終的に勝ったのは金子。

開幕戦から2連勝の#47金子和之選手だが、先週の練習での大転倒からの大修復故に。金子選手はもちろん、昼夜を徹してマシン修復にあたったチーム監督であり、代表でもある、久谷?マック?哲郎氏も今回の勝利はひとしおであったことだろう

開幕から2連勝の#47金子和之だが、先週の練習での大転倒からの大修復ゆえに、ライダーはもちろん、昼夜を徹してマシン修復にあたったチーム監督であり、代表でもある、久谷“マック”哲郎氏も今回の勝利の喜びはひとしおであったことだろう

レースをリードした中村竜規(#39)

レースをリードした中村竜規(#39)

3位には昨年の琵琶湖ラウンドを征した#1木下選手。表彰台に立った事で、ここからが木下選手の反撃がはじまると期待したい

3位には昨年の琵琶湖ラウンドを征した#1木下。表彰台に立った事で、ここからが木下の反撃が始まると期待したい

4位の#42小倉は数年前の伊那サーキットでの転倒による怪我からの復帰で、こちらも開幕からの連続入賞となった。5位はmoto禅代表の#10ミッキー、開幕戦で悔しい7位となった#4豊田が6位に入った。

 

S1プロ
S1プロクラスは面白い展開になってきた。第1ヒートでは先行した金児隆太(#3)にプレッシャーをかけ続けた佐合潔(#1)が終盤に逆転し優勝、3位には三苫進(#4)。増田智義(#2)は序盤トップに立ったもののタイヤがパンクし4周目に1コーナーで転倒しリタイア。第2ヒートもトップに立つ金児を佐合と三苫が追う展開になったが、金児はトップを守りきり優勝。3位に入った三苫がこのレースのベストラップを8周目に出しているのに対して、優勝した金児は三苫から0.003秒落ちのベストタイムを最終周に出した。増田はピットスタートとなり、このヒートを9位で終えた。

S1プロクラスのヒート2スタート

S1プロクラスのヒート2スタート

開幕戦で新生ハスクバーナに初優勝をもたらした#3金児隆太選手は、第2戦も2/1位でまとめ、総合優勝をもたらした

開幕戦で新生ハスクバーナに初優勝をもたらした#3金児隆太は、第2戦も2/1位でまとめ、総合優勝をもたらした

ヒート1優勝、ヒート2は約1秒差で金児に前を許した佐合潔

ヒート1優勝、ヒート2は約1秒差で金児に前を許した#1佐合潔

タイヤトラブルなど、苦しい展開が続く増田

タイヤトラブルなど、苦しい展開が続く#2増田

両ヒート、3位に入った三苫

両ヒート、3位に入った#4三苫

ヒート1の4位には全日本ロードレースJSBを走るスポット参戦の#31野佐根が入った

ヒート1の4位には全日本ロードレースJSBを走るスポット参戦の#31野佐根が入った

ヒート2、4位には#7五十住が入り、カスタムガレージファントムのチームメイトが続く。5位にはヒート1で6位入賞を果たした#9金児伸二。金児伸二は総合優勝した金児隆太の父であり、隆太と同じく新生ハスクバーナを駆る。(隆太はFC450、伸二はFC350)6位(ヒート1は9位)には、高校生ライダー新井誠が入り、総合でも6位入賞を果たし、これで開幕から2戦続けての入賞となった。

 

#1佐合潔インタビュー動画はコチラ!

 

S2リザルト

S2リザルト

S1オープンリザルト

S1オープンリザルト

S1プロHEAT1リザルト

S1プロHEAT1リザルト

S1プロHEAT2リザルト

S1プロHEAT2リザルト

 

次大会は6月22日に福島県のエビスサーキットで開催。

PHOTO/MXEE

全日本スーパーモタード選手権は3クラスでカテゴライズされていて、S2(排気量が4ストで250ccまで、2ストで125ccまで)、S1オープン(4 スト460cc以上のまたは4ストで290cc~450ccまで、2ストで175cc〜250ccまで)、S1プロ(4ストで290cc~450ccま で、2ストで175cc〜250ccまで)で国内最高峰クラスはS1プロ。S2とS1オープンはタイムアタック後、予選ヒートを行い決勝は1ヒート。 S1プロはタイムアタックの後、2ヒートの決勝が行われる。

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