- 最新号
- 増刊号
- 特集記事
- モトコト
- 今年はダートスポーツチームがAXCR2019(タイ〜ミャンマー)に挑戦!
- MY CRF250RALLY STYLE!! みんなで創るCRF250RALLYマガジン
- OSP高瀬が送る役立ちコラム連載 Let’s DIY Transporter
- SEROW only
- 超リアルなモトクロスゲーム、MXGP3が発売開始!
- 超リアルなMXゲームが発売! 『MXGP2』
- 目指せプノンペン! 本誌宮崎、5年目の挑戦 〜AXCRチャレンジ2018〜
- 目指せアユタヤ! 『編集長宮崎のAXCRチャレンジ2017』
- 目指すはアンコールワット! 『本誌宮崎のAXCRチャレンジ2016』
- 現地特派員がお届け 一気読み ここまでやるかEICMA!
- イベント
- 定期購読
- 電子書籍
- DS取扱店
太一×ERZ全力月間 vol.9 ヘアスクランブルだけじゃない from FRM
いよいよ開催が近づいてきたエルズベルグロデオ。彼にとって4回目の挑戦であり、彼はこれを最後の挑戦とする予定なのだそうだ。初出場でいきなり13位(しかも不利な後方スタートからだ)、二年目に5位、そして3年目に7位とすぐに上位の常連となった実力者の彼だから、今年はきっとさらにパワフルな走りを見せてくれるはずだ。しかも今年は正式にKTMファクトリーライダーの扱いというから素晴らしい。全国各地でパブリックビューイングが行われるので、そこでみんなで見て盛り上がれるといいなあ。
タイチは、決して体格に優れているわけではない。手足が長いヨーロピアン勢に比べこうしたエクストリームエンデューロは不利なはずなのだが、それでもこれだけ上位に食い込めるのは、世界選手権トライアルで鍛えられたテクニック、メンタリティ、すべてをフルに発揮しているからだろう。手足の長いライバルたちだってそうした面でタイチに負けているとは思えないし、世界選手権の現役や現役に近い選手が多いことを考えればタイチはじつに驚異的な善戦をしているわけだ。きっと、ヨーロッパに移り住んでシリーズ参戦すれば世界のトップに立つことも夢じゃないと思う。スポットではなく、KTMの正式なファクトリーライダーとして彼の望む条件でオファーされたら(されてるのかもだけど)いいのになあと常々思っている。
さておき、じつは僕もエルズベルグロデオに「出場」したことがある。こう言うとみんな「えっ、なにいってんだコイツ」という顔で見るのだが、じつは日本人として初参加したのは僕だったりする。とはいえ、タイチの闘う「レッドブル・ヘアスクランブル」ではなく、プロローグだけで競うタイムトライアルだったけどね。
エルズベルグロデオは、言うまでもなくハードなエクストリームセクションで競う「レッドブル・ヘアスクランブル」がメインイベントだが、じつは4日間にわたるイベント期間中にいろんなイベントやレースを開催しているのだ。今年のプログラムに入っているのが、ケルヒャー・ロケットライド(ヒルクライムイベント)、プロローグラン、FMXパーティ、そしてストーム・イン・アイゼンネルツ。これ以外にも、会場下の町では連日のようにクラブイベントなども開催されている。
レッドブル・ヘアスクランブルの予選を兼ねているプロローグは、じつはそれ単独での大会でもある。バイクのジャンルごとにクラスが設定されているので、ハーレーや4発のストリートバイク、スクーターとじつは多種多彩な参加者が走っているのだ。コースは一部深い水たまりやガレ場もあるが、基本は整備されたブルドーザー道なので、そうしたバイクで走れてしまうのだ。僕が参加したのはこれで、KTM950SUPER ENDURO Rに乗ってキングクラッセ(現在のツインシリンダークラス)に参加したわけだ。
日本からわざわざ行くというのはあまり現実的ではないけど、でもエントリフィーはロケットライドで49ユーロ、プロローグで119ユーロとさほど高いわけではない。プロローグだけならナンバー付きのビッグバイクでも走れるので、もしオーストリアに行く機会がある人なら、出場を考えてみてはどうだろうか? 標高1400mまで一気に駆け上がる全開ダートは最高に面白い! プロローグには毎年1000〜1500人くらいのライダーが参加するが、じつはこうしてプロローグだけを楽しみに参加しているライダーもかなりの数なのだ。
また、バイクとクワッドで開催地であるアイゼンネルツの町を「練り歩く」ストーム・イン・アイゼンネルツも凄い。参加者と観客たち、2000人ほどライダーたちがバイクとクワッドで狭いヨーロッパの市街をパレードするイベントなのだが、街中でウイリーするわ転けるわ焼き付くわ(笑) で、世界にこんな町があるのかと驚くこと請け合いだ。
ウィーンからはちょっと遠いが、ザルツブルグからはクルマで2、3時間ほど。ザルツブルグはレッドブルの本拠地なので、これまでレッドブルのさまざな挑戦で使用された機材が並ぶ美術館的な「ハンガーセブン」もあるし、1時間くらい北にいけばKTMの本社もある。この季節のオーストリアは新緑がとてもきれいなので、バイクをレンタルしてツーリングがてら見に行く……なんて出来たらきっと最高だ。さらにプロローグにも参加しちゃったりして!
今年で最後なんて言わないで、僕らがそうして応援に行けるときまで、もうちょっとタイチが頑張ってくれると嬉しいんだけど。おっと、ほかのエクストリームイベントにも出るなら、そっちでもいいか。ルーマニアかな? スペインかな? それともイタリア?
関連
情報サイト「motocoto-モトコト」に投稿されたダートスポーツの新着記事もCHECK!!
- 2023 KIDS MOTO RIDERS最終戦 クリスマススペシャル
最終戦となったKIDS MOTO RIDERS いなべキッズレース。 12月半ばで寒さが心配でしたが、暖かいバイク日和のもと開催することができました。 […]
- 控えめに言って、楽しすぎた東日本エンデューロ!
こんにちは、ダートスポーツの宮崎です。 11月26日(日)、初めてMETZELER 東日本エンデューロ選手権(第4戦 成田モトクロスパーク)に参戦してきました。 […]
- KIDS MOTO RIDERS 夏休みスペシャル!
KIDS MOTO RIDERS 夏休みスペシャル! 日時:2023年8月27日(日) 会場:三重県いなべモータースポーツランド 主催:いなべモータースポーツランド http://inabe-msl.com/ PHOTO:むねおくん […]
- 2023 KIDS MOTO RIDERS最終戦 クリスマススペシャル
イベント情報も見逃せない!!
- インターネット写真販売のお知らせ
この記事には以前の大会の古い情報が記載されています。 ハッピーエンデューロの最新情報はトップページよりご確認下さい。『ダートスポーツ ハッピーエンデューロ […]
- エントリーリスト(2023 成田)
この記事には以前の大会の古い情報が記載されています。 […]
- 2023ハッピーエンデューロ 成田 暫定タイムスケジュール
この記事には以前の大会の古い情報が記載されています。 ハッピーエンデューロの最新情報はトップページよりご確認下さい。2023年12月17日 日曜日(ハッピーエンデューロ) […]
- インターネット写真販売のお知らせ