5L モンキー 復活 大作戦!
5Lモンキーを貰ってきたのですが、ヤレ具合はそれなりに酷い…。1967年にZ50M型が発売されてから来年で50周年! なんとか1年で蘇らせて、モンキーのメモリアルイヤーを個人的に祝ってみたいと思います!

プロジェクトリーダーNANDY小菅
今日はココから

最初に付いていたボロボロに朽ち果てていた1985年製Z50Jタンクは捨て、1981年製のブラックモンキーのタンクを入手。こいつを塗ることで更なるステージへと駆け上ります。サイドカバーは1996年のゴールドリミテッドを使用します。

①やってきたのは千葉県にある216motoring。ミニハンターカブラ連載でもお世話になっているので本誌では既にお馴染みですね。カブだけでなくモンキーもシャリィもDAXも、カスタムに関しては何でも相談出来ますよ!

②2005年に発売されたリミテッドモデルのサイドカバー(ステッカーデザイン)がナンディさん的に気に入っていたので、これをリスペクトしつつ『Limited』ではなく『Restoration』の文字にしてもらうことに。


③ブラックモンキーのタンクは程度が良かったので「もったいないかな」と思い、このまま残して『スーパーブラックモンキー』を作ろうかと思いましたが…、やっぱり塗ります。純正デカールはヒートガンで温めて剥がしました。


④剥離剤である程度、純正の塗装を落としたら、仕上げにサンドブラストを当てます。地金の上にはまずサフェーサーを吹き、#800~1300のペーパーで段階を踏んで下地を作ります。単色で塗るならここまでやれば後は色を吹くだけ。

⑤デザインは70年代にあったホンダのレーサーCB750R風にして頂きます。ただマネるのもなんなんで配色は変更し、黒ベースの赤ラインにしました。縁取りは銀で、文字は黒という構成です。


⑥一番下になる銀を全体に吹いて、乾燥させたらマスキング。まずはHONDAロゴ部分に黒を入れていきます。ベース自体も黒になるのですが、文字の小さな部分だけを先にエアブラシで吹いていきます。

⑦ロゴ内の黒を吹き終えた段階。ここで一旦乾燥させ、更に上からマスキングをしていきます。多色塗りは何度も塗り、乾燥を繰り返し作業するので時間も手間もかかりますが、カスタム度がググッとUP
限定モデルパーツを使い全てをスペシャルに!
フレーム&フェンダー&足周りは二十世紀屋さんのパウダーコート仕上げ。そこに黒で塗ってみた6Vエンジン搭載となれば、お次はタンクとサイドカバーの塗装です。外装の要所となる部分なのでプロのぺインターさんにお任せしたいというのが当然でしょう。そこでミニハンターカブラの連載も進行中の216motoring小林さんにご登場頂きました。相談をしていくうちに黒基調のイメージでありながら、50周年をリスペクトというのが大まかに決まって行き、結果はホンダHRCの前身RSC時代のCB750Rイメージの色違い版とすることに。サイドカバーはモンキーリミテッドのデカールを意識させつつの一手間かけることでオリジナル度をUPさせます。
出来上がったタンクはビカビカで、とても1981年製のブラックモンキーのタンクとは思えません(ちなみにサイドカバーは1996年のゴールドリミテッドのものをべースに使用)。実際の限定発売モデルのパーツも使うことで、通常よりも更に上のステージへと仕上げています!