NEW GROM ・ Z125 PRO を丸裸に 1


HONDA                            KAWASAKI
GROM                               Z125 PRO
  🗯面倒な外装外しもこれで完璧!!
メンテナンスやカスタム時に、外す必要性が出てくる外装。
ここではその外装の外す手順を、注意点を交えてご紹介。これを見れば手順は完璧ですよ!
PHOTO:INOUE HIROMU・MOTO MOTO TEXT:MOTO MOTO

HONDA
GROM
先月に外観を一新して登場したNEW GROM。その新しい外装を外すにはどのような手順を踏めば良いのか、そしてどういう点に注意すべきかを、実際に外して検証してみました! 外す順番さえわかれば、その作業はとっても簡単でした



外装はずしの第一歩はシート! はずし方は簡単。車体左側の鍵穴にメインキーを挿れてひねり、シートを持ち上げるだけ


次はテールカウル下側のネジを、+のドライバーを使って緩めます。左右に1本ずつ、計2本ありますよ


シート下の左右のボルトは10mmのソケットを使って緩めます。ボルトをすき間に落としてしまうと取りにくいので注意!


なんとこれでフレームを模したパーツが外れます! このパーツには複数の爪があるので、それを左の写真で紹介


テールカウルの先端部分には爪があります。ゴムのグロメットに挿さっているだけなので、引っ張ればスポッと抜けます
POINT



反対側の爪も抜いたら、後方に引くようにするとテールカウルが外せます。左右はつながっていて一体式になっていますよ


次はサイドのシュラウド部分を外していきます。まずは写真部分のネジを緩めましょう。ここも+のネジで留まってます


両サイドの10mmのボルトを緩めます。少々奥まっているので、深めのソケットかTレンチを使うとGOOD

WARNING!

この部分の+ネジを緩める時は要注意!というのも、とっても堅いのです。ですので緩める時はシッカリとドライバーをネジに押し付けて、慎重に回しましょう。なお左右で計4本ありますよ


シートを外すための鍵穴下のキャップボルトを緩めます。写真は車体左側ですが、反対側も同様に緩めます


シュラウドの前部にもキャップボルトが左右2本ずつ、計4本全て緩めます。緩めた拍子にボルトを落とさないように!


シュラウドの前側の黒い部分には、真ん中を押すと抜くことが出来るトリムクリップが2本使われています


POINT

全てのネジ、ボルトを緩めたらシュラウド部分を、上方向に引き上げるようにして外します。一気に引き上げるとどこかに引っかかってシュラウドを割ってしまうかもしれないので、慎重に外しましょうね

トリムクリップの近くに+のネジが計4本ありますので、それを緩めます。フォークが邪魔な場合はハンドルを切りましょう
シュラウド内側

シュラウドを外す際になぜ上方向に引き上げるのかというと、この爪が車体側に引っかかっているからなのです
⬇
車体側

車体側には爪が引っかかる穴が。爪そして穴、どちらも樹脂製なので、力任せに動かすと折れてしまうので要注意ですよ




最後にタンクを覆っている黒い樹脂パーツをはずします。左右計4本のネジで止まっていますが、ステム側に爪があるので、シュラウド同様上方向に引き上げましょう
外す順番はテールカウルから
発売されて間もないNEW GROMを、早速丸裸にしてみましたがいかがでしたでしょうか。外すパーツの数自体はそれほど多くなかったので、比較的簡単だったのではないかと思います。しかし外装パーツは樹脂製ですので、力任せは厳禁。最悪の場合パーツが割れてしまい、痛い出費になりかねません。また外装が折り重なっている部分があるため、外すには順序を守る必要がある点にも注目。先にシュラウドから外すことは構造上できず、シートからテールカウル、というように一番外側にあるパーツから外していきましょう。
 GROMにおいて最も注意すべき点は、車体の下側についている黒いネジを緩める時でしょう。他のどの部分よりも堅く、最悪ネジを舐める可能性も。1度外してしまえばそれ以降は問題ないはずですが、初めての作業時は慎重に緩めることを強くオススメします!
丸裸になりました❗


次はZ125 PROを丸裸に! つづく

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