本田太一氏とホアン・バレダ

本田太一氏とホアン・バレダ

4年目のダカール挑戦、今年こそという思いは、チームだけではなく、世界中のファンの願いにもなっていると言えるだろう。マシンはもちろんチームとしての総合力も一段と強くなった感のあるHRCだが、またしてもウユニのステージでバレダがマシントラブル。それでも総合ではもう一人のエース、パウロ・ゴンサルベスが首位をキープして休息日を迎えた。後半戦を前に、HRCの戦略は如何に? かなり厳しい取材環境の中、ジャンキー稲垣から、チームを代表する本田太一氏のコメントが届いた。BIGTANK

現在首位のゴンサルベス。つかの間のリラックスタイム

現在首位のゴンサルベス。つかの間のリラックスタイム

HRCラリーチーム
プロジェクトリーダー 本田太一氏

全体としてはいい流れだ
ホアン・バレダがマシントラブルで後退した時は、チームの雰囲気もかなり落ち込んだ感じがありましたけど、結果的に見れば実力のあるパウロ・ゴンサルべスが、1位にいます。リッキー・ブラベックもマイケル・ケッジも上がってきていますしね。昨日、川が氾濫したことでウェイポイントが一つキャンセルになったのですが、それがなかったらうちのライダーがもっと上位に行けてましたね。ラリーの流れとしてはすごくいいと思っています。
サウスアメリカチームのケビン・ベナバイズも頑張ってくれていますしね。明日からナビゲーションが難しくなるところですが、チームとしてはいい体制が作れていると思います。ゴンサルベスはナビに関してもかなり強くなってきています。2015年はいろんなレースで経験も積んできていますから、期待をしていますよ。とにかくみんな勝つことだけを考えてやっています。

休息日の動画。チームのコメントは前向きだ!

バレダに代わって好調のケビン・ベナバイズもフロントラインへ!
エンジンは、昨年同様HRCではレストデイでも交換していません。全車腰上までのOHにとどまります。ぺナルティを避けるためですね(エンジン交換は1回15分の加算)。だいたい1台、3時間くらいかけてレストデイでメンテしてます。数台を並行して進めるので、実際はもっとかかりますけどね。ダカールは9,000㎞走るわけで、その耐久性を持たせるためにテストしてきているので、今のところマシンについて、耐久性の不安はありません。実際、目に見えて消耗や劣化している部分はありません。今回は砂漠でかなり強いライダーを揃えることができています。また、ゴンサルベスをサポートするべきライダーたちがだんだんポジションを上げてきてくれているので、戦略的にもうまく進んでいると思います。明日からは、パウロ・ゴンサルベスと、ケビン・ベナバイズをトップに置いて、リッキー・ブラペック、パオロ・セッシ、ミシェル・メッジらが2名をしっかりとサポートする体制になると思います。(ENDURO.J)

ステージ7の動画。SSをスタートしてまもなくクラッシュして負傷したKTMのウォークナーに駆け寄るゴンサルベスの姿も映し出されている。

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この記事の著者について

Enduro.J & BIGTANK magazine
特設2016ダカール速報チーム。現地に飛んでいるEnduro.J稲垣と、アーカイブを交えた原稿起こしを担当するビッグタンクマガジン春木のコンビが、2016年のダカールを斬ります!

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