CARTE9
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S9

1月12日 ステージ9 ベレン~ベレン
リエゾン:151km SS:285km

Hisashi Haruki BIGTANK

マラソンステージの前半。砂丘のステージは灼熱といっていいほどの気温(46℃以上)となり、ライダーの安全に配慮してCP2で切られることになった。そのためSSは100kmほど短縮、ライア・サンツは「タフだからこそのダカール。なぜこの程度のことでSSが途中でキャンセルされるか理解できない」と不満を漏らすが、2輪部門のディレクター。マルク・コマはこの決定は妥当だとコメントしている。前日もステージ優勝したトビー・プライス(KTM)は、好調でCP1通過時点ですでに3分以上のリードを築いていた。

前日のステージでの激しいクラッシュは、不運の予兆だったとしか思えない。バレダを失ってHRCの希望を一身に背負っていたパウロ・ゴンサルベスがCP2のフィニッシュを前にストップ。植物に接触してラジエターに穴が開くというトラブル。ゴンサルベスはその後チームメイトに牽引されてフィニッシュを目指すが、トップ争いからは完全に脱落してしまった。HONDA勢は、南米チームのケビン・ベナバイズがステージを2位で仕上げる健闘を見せたが、総合ではトップから33分遅れと、HONDAは総合優勝から遠ざかっている。

※追記 : 今朝発表されていた暫定リザルトが更新されています。総合首位トビー・プライス(KTM)、2位ステファン・スビッコ(KTM)は変わらず。HRCのゴンサルベスが3位に残っていて、Husqvarnaのクィンタニラは4位となります。HRCの希望をつなぐゴンサルベスは、エンジンを壊していますから、このマラソンステージで、チームメイトの誰かからエンジンを譲り受けてラリーを続行することになるでしょう。エンジン交換1回目のペナルティタイムはまだ加算されていないと思いますので、トップとの差は50分近くになると思われます。総合リザルト暫定

総合2位はKTMのステファン・スビッコ、3位にチリのパプロ・クィンタニラ(Husqvarna)、続いてHONDAのベナバイズ。エンデューロチャンピオンのアントワン・メオも順調で5位、そしてYAMAHA勢のトップは総合6位、ベテランのエルダー・ロドリゲスが上がってきた。三橋淳(KTM)はハイスピードのクラッショを喫するものの、なんとかコントロールして大事に至らずフィニッシュ。62位と着実に順位を上げている。三橋淳公式

エルダー・ロドリゲス(YAMAHA) 現在総合6位
SSをスタートしていぐに転倒してハンドガードを壊しまったけど、なんとかがんばりました。今日はみんなにとってもハードなステージだったと思います。ぼくもキツく感じましたが、なんとか無事に1日を終えることができて良かったです。ゴンサルベスが途中で止まっているのを見ましたが、なんでしょうね? 理由はわかりません。今日はマラソンステージなので、帰ってバイクを修理しますよ。そんなに大きなダメージではないので、すぐに直せますよ!

パプロ・クインタニラ(Husqvarna) 現在総合3位
ハードだったし、今回のダカールラリーの中ではとても重要な日だったと思います。SSが始まってすぐに砂丘群で、ナビゲーションも難しかった。CP2で止められましたが、そこでレースが終了と告げられました。気温が上がり過ぎて危険だ、とのことでした。ゴンサルベスがストップしていましたが、たぶんクラッシュしてバイクがどこか壊れたんじゃないかとと思います。トップだったのに…。ダカールは難しいですね。最後の1キロメートルまでまったく気を抜くことができません。まだ数日残っていますから、この後も、確実に、どんなリスクも負わずに攻めていきたいと思います。今のところ調子いいですね。バイクも調子がいいし、チームは最高の仕事をしてくれています。最高ですよ!

ステージ9のリザルト
1. Toby Price (AUS), KTM, 2 hours 24.19
2. Kevin Benavides (ARG), Honda, + 7 minutes 10 seconds
3. Stefan Svitko (SVK), KTM, + 10.33
4. Pablo Quintanilla (CHI), Husqvarna, + + 10.48
5. Antoine Meo (FRA), KTM

テージ9終了後の総合リザルト
1. Price 29 hours 53 minutes 15 seconds
2. Svitko + 24 minutes 47 seconds
3. Quintanilla + 32.14
4. Benavides + 33.05
5. Meo + 40.37

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この記事の著者について

Enduro.J & BIGTANK magazine
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特設2016ダカール速報チーム。現地に飛んでいるEnduro.J稲垣と、アーカイブを交えた原稿起こしを担当するビッグタンクマガジン春木のコンビが、2016年のダカールを斬ります!

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