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約3年ぶりの開催となったモタードスクールLOVE+MOTARDは、過去最大人数である43名もの申し込みがあり、反響の大きさに驚くとともに、このようなイベントの必要性を再認識いたしました。

また、今回も現役のモタード選手を中心に30名(講師:14名、撮影:5名、本部:4名、コーススタッフ:7名)ものボランティアスタッフが集まってくれました。
みな、告知活動やコースの草刈り、レンタル車両の準備など事前準備の段階から積極的に活動をおこなっていただき、当日も35℃を超える暑さの中、講習を円滑に進めるために精力的に働いていただくなど、モタードを盛り上げていきたいという強い気持ちを感じるメンバーに恵まれました。

 

講習の詳細については、LOVE+MOTARDホームページでレポートしておりますが、当日は天候に恵まれた事もあり、普段使用することの出来ない桶川スポーツランドのダートコースも使用して、下記のとおり各クラス段階的に講習を行いました。

LOVE+MOTARDホームページ(http://www.lovemotard.com/

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基礎練習は桶川スポーツランド特設8の字コースにて

PLAYクラス
車両の整備状況の確認や、コースを走るうえで必要な座学から始まり、バイクで遊ぶための基礎練習や、参加者同士の交流を図るためのランチパーティー、そして希望者にはウィリーやダート走行といった応用編を経て、最終的には本コースの体験走行と、模擬レースをおこないました。

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特別に開放された桶川スポーツランドダートコース。モタードに適したダートでスキルアップも図れたと思います。

 

ENTRYクラス
車両の整備状況の確認や、コースを走るうえで必要な座学から始まり、8の字エリアとダートエリアでの低速度のマシンコントロールを経て、本コースを分割したポイント練習や、ダートを使ったジャンプなどの練習、最終的には本コース全周を使った練習と、模擬レースをおこないました。

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関東のモタードライダーが最も走る機会が多いのが桶川スポーツランド。その桶スポでライテクをレクチャーしてもらえると次の走行で自分のスキルアップが手に取るように分かるだろう。

 

FUNRIDER / RACERクラス

コースの走行経験者のため車両整備などはおこなわず、走行時間を多く取るよう時間配分をし、午前中は難易度の高い片手離しや、リアブレーキを使った減速旋回など、バイクが有する旋回性能を知ったうえで、全身を使って車体のバランスを変化させる、低速度域の講習を8の字エリアとダートエリアでおこない、午後は本コースを使ったポイント練習や、全周を使った講師による追走講習等を経て、模擬レースで終了しました。

 

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梅雨が明けた夏本番の暑さに、午後に入ると休憩を取る方が増えてきましたが、一日を通して怪我をする方もなく、無事終了する事が出来ました。

当日はKTM Japan様が試乗会(DUKE690/125、690SMCR)を開催していただき、華やかなKTMブースの出展と併せて、会場を盛り上げてくれました。また、レーシングスーツのPRIDE ONE様は、クイックリペアサービスの他、レーシングスーツに関する座学をおこなっていただき、講習がさらに濃い内容となりました。

 

LOVE+MOTARD 6を終えて
アンケート調査では、暑さの影響から体力的に講習を全て受講することが出来なかったといった意見もあり、今後は開催時期について反省しなければなりませんが、今回のスクールを楽しんで頂き、さらにバイクが好きになったという意見が多く寄せられました。中には本スクールをきっかけに、レーシングスーツなどを揃えていただいた方や、何年もバイクから遠ざかっていた方が復帰するきっかけとなったりと、我々LOVE+MOTARDのようなスクールやイベントを開催する事は、モータースポーツに興味を持って頂いている方々への刺激となり、新たな流れを生み出す事は間違いないようです。

モタードというジャンルは、バイクを使って遊ぶための場所的な制限が少ない上に、軽量な車体と長いサスペンションストロークが生み出す操作性の良さが、ライディング技術の向上にとても合っており、こうしたスクールやイベントを開催していただく所が増え、モタードの輪が広がっていくことを期待しています。
次回の開催は現時点では未定ですが、決まり次第ホームページやFacebook等でお知らせいたしますので、ご興味を持ってくれたかたは継続的にチェック願います。
また併せて、皆様の声も聞かせていただけると、次回開催時に参考とさせていただきますので、ぜひメッセージを送ってください。お待ちしております!

text/sakamaki takao

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月刊ダートスポーツ 編集部です。