バイク用のトランポはトランポ。
キャンピングカーやファミリーユースの物とは違う—という認識は間違いないが、
バイク積載に便利なトランポグッズが、キャンピングカーやファミリーユースを狙った
ベッドキットなどの、ちょっとした改良やアレンジで出来ることがある。
今回はそんな例を少しご紹介しよう。
ファミリーキャンプのお客様のリクエストで作った、シート上テーブル。
セカンドシートをあまり使わない人にはとても便利なアイテム。
バイクを積むときもセカンドシートを折りたたむことが多いことから、これを
タイヤストッパーに改良できないか!?と・・・。
そこで出来たのがこれ。
後方からの耐荷重を増すため、床パネルにアンカーを取付、3台分の
タイヤストッパー(枠)を設置。【トランポプロ】のパイプの特徴を生かして、
ストッパー部は左右にズラして、間隔を変えたり、不要なら外すのも簡単だ。
その【トランポプロ】には、パイプやジョイントのバラ売りもある。
これを利用すれば…
欲しいところだけにL型の枠を作る、なんていう造作は簡単だ。
特にフレームは固定していないのだが、L型の枠がしっかりしているので
タイヤを押し付ければ、シートとボディで自動的にタイヤストッパーになる。
おなじみの片面跳ね上げベッド。
使わないときに壁に沿って収納できるので、ライダーにはもともと人気の
ベッドキットなのだが、特に「バイク専用」。という訳でもない。
ところが、これに一工夫を施すと…
跳ね上げベッドのヒンジ部分をわずかに荷室側にずらして取付。
すると、荷室側面のパイプとベッドの間に、ちょうどラダーレールが収まるぐらいの
スペースが出来上がるのだ!
同様に、この部分の隙間にスペアタイヤやホイールを置くのもOK.
荷室側面の凹凸を逆手に取ったアイディアで、デッドスペースの活用としては
バイク用トランポに最適な方法だろう。
■取材協力:オフタイム(広島県呉市)、ダイワカーズ(広島県三原市)、ブルーコーンズ(島根県浜田市)、OSP(静岡県浜松市)
■TEXT/OSP高瀬裕之
「トランポプロ」シリーズなどを手がける株式会社OSP代表取締役。ダートスポーツ本誌のほうでも長くトランポ連載記事を担当して頂いた。その分かりやすい解説とアイデアに溢れたトランポグッズの開発などにも定評がある
この記事の著者について

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