JECではオンタイムで自分の今走ったテスト(タイムアタック)のタイムが表示されるようにしています。現場に行ってみるとほとんどの人が、自分のタイムも見ないでそのまま次に行っているように見られます。

2015-06-20 18.12.16

いろんな所でオンタイムエンデューロを見て来たオレとしては、主催者が少ない経費の中から、わざわざこの時計を使っている理由をしっかり理解してもらいたいところです。

自分の周回のタイムを覚えておいていただき、次の周回では自分のタイムアタックにおいてしっかり明確な目標を持つこと。そして、その目標にむかって努力をして、再び自分のタイムを見てもらいたいんです。
例えば
・次はタイヤを出来るだけスライドさせないように! とか
・ブレーキでタイヤをロックさせないように! とか
・アクセルをいつもより開けてみる! とか、その逆とか!
一生懸命走った場合とそうでない場合のタイムの違いなど…。
いろいろな見方があるはず。

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その結果はさっきの周回と、どう違ったのか? 良かった? 悪かった? 自分の中での感触と、実際のタイムとの差は? などなど…。タイムが悪かったら、次はこうしてみよう! とか課題を変えて挑戦してみて欲しい。タイムが良かったら、自分ではこうした走りのほうがタイムが出るんだな! とか、今の調子でまたやってみよう! とかね。
練習ではここまで厳密なタイムはなかなか出せないでしょう? なんせ本番レース中なので、次の周回にすぐに活かせますしね。時計はウソをつきません、今のあなたの結果(実力)が分かります。

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ライダーのスキルアップのためにわざわざ見やすく、すぐに結果がわかりやすい場所に設置させてもらっているんです。なんてことない時計ですけど、しっかり意味はあるんです。

どうかJECに参戦するライダー、また今後JEC参戦予定の人は、すぐに表示されるこのオンタイムリザルトで、周回ごとに自分を発見して更なる進化を遂げて欲しいです。まずは週末のJECプラザ阪下大会で試してくださいね!! 1人でも多くの参加者が、少しでも今より速く走れますように!

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この記事の著者について

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池田 智泰
ラリーでの負傷から休養中のエンデューロライダー。JECPROに所属していたことも
2010年/ISDEメキシコ大会 ワールドトロフィー
2009年/JEC(MFJ全日本エンデューロ選手権) シリーズチャンピオン
2007年/ISDEチリ大会 ワールドトロフィー シルバーメダル
2006年/ISDEニュージランド大会 ワールドトロフィー シルバーメダル