皆様、こんにちは!
以前、男二人のアメリカ放浪期を書かせて頂いた、プラザ阪下のアレックスこと坂本です!

今回は僕の働く、大阪は河内長野市にあるプラザ阪下でのコース作りや、新たなセクションについて書かせて頂くことになりました。

新セクション開発のワケと道のり

一部Facebook等でご存知の方も居られると思いますが、新しいセクションが今月完成予定です。
プラザ阪下では今年の夏前にモトクロスBコースのスタートエリアを大幅にカットし、騒音対策として取り組んでまいりました。
全国的にも騒音問題が取り上げられることが多い競技ではありますが、プラザ阪下の立地条件が駅や町に近いということもあり、大きな変更と今まで以上のお客様へのご協力をお願いしております。

そしてこの度、このあまっているエリアに、エンデューロに使えるトライアルスキルを磨く場として“トレーニングエリア“を新たに構築しました。
アクセルを全開にしている時間が短いセクションは、楽しめて、騒音対策にも繋がるのではないかと、コースの構想自体はBコースをカットした当初よりあったのですが、大きな大会が重なってコース変更が難しい等の時期的な問題と、どういったセクションにするかという問題がありました。

目標としては基本的なスキルを学べる場所があること、そして段階的にチャレンジできるセクションがあること。それらをどのように作り上げていくか。また、どれくらいの高さや幅がどのレベルなのか、等の知識が乏しく、正直、素人が作るセクションでは駄目だと悩んでいました。

そして悩んだ末に先日、取材の時に訪れてくださったトライアルIASライダーの藤原慎也さんにアドバイスを頂けないかと思いコンタクトを取らせて頂き、コース構築の依頼を申し込むと、なんと快諾してもらえました。
本当に感謝しています。

ここからはとても良いペースで話が進み、藤原さんの構想を図面化し、要所要所でアドバイスを頂きながら製作を進めていきました。

いよいよセクション開発!

まず第一弾として取り掛かったのがガレクライム。
藤原さんより頂いた構想図の中にあった物で一番大掛かりで目立ちそうだったので、すぐにはじめました。

これは全国的に有名な大会で沢登、石の登りや下りがありますが、あまりコースとして設定されている場所は少なく、山に入ったり、フリーライド等のイベントに参加するなどの普段と違う場所でしか出会えない特別な存在のガレクライム。難易度も少しハードルの高いところが多く、気軽に練習できる場所もないので大体の方がリカバリー等で体力を奪われるセクションですよね。そういったセクションを作れば皆の良い練習になるんではないかと、構想図を見て思いました。

以前は何も無かったタダの上り坂を開発していきます。

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坂を広げ、上に広場を作り、場所を確保していきます。

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作業途中で出てきた大きな石を端っこに寄せて、そこに阪下の全域から石と言う石を徹底的に集めて登り坂を作りました。三日間くらいひたすら石を集めて回ったでしょうか。相当な量になりました。

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軽トラックやバイクで石のその大きさを想像して頂けますでしょうか。
かなり大きめの石が所々に入っているので、まっすぐには登れません。もう少し簡単なセクションを作ったほうがいいのでは? と思ったくらいです(笑)。
緩い波状路的なものがあっても良いかも知れません。

製作中にエルズベルグのカールスダイナーみたいだね! と思った所からこのセクションを「阪下ダイナー」と命名しました。長さ30m、幅4.5~5m程あり、エルズベルグとまではいきませんが、雰囲気は出てると思います。

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そして完成しました!
まだまだ石を詰めたい部分はありますが、今後徐々に入れていくことにします。なお、このセクション用のルールがありますので、走行時は入り口付近に立っている看板をよく読んでから遊ぶようにしてください。

全てのエリアが完成したらIAS藤原慎也監修のコースとして、デモランや、講習会等も企画していければと思っています。
是非一度遊びにいらしてください!

次回は楽しい階段をお届けします!

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