今回ご紹介するのはAXCR参戦2年目の熊田さんです。

熊田さんは、会社を経営されている方ですが、「冒険がしたい! チャレンジがしたい!」ということで、AXCRの扉を開きました。

 

かつてのパリダカに憧れを抱いていた心に、再び火をつけたのがAXCR。普段オフロードバイクでガンガン走る方ではなく、ラリーも未経験だった2018年。しかし、トライアスロンで鍛えた心と肉体で飛び込んできました。

 

昨年本誌でも紹介しましたが、大勢が水没したLEG4、カンボジアの水田地帯でマシンがとまり立ち往生した熊田さんと、当時4輪参加の西田さん(今年は二輪で参加)たちと、その場でビバーク。。。。。

村人が「シャワーという名の、池からの水かけ」をしてくれたり、虫除けの焚き火をしてくれたそうです。

コミニュケーションと笑顔で打ち解け合い、なんと優しい地元の人が彼らに食事を持ってきてくれたのです。肉と玉ねぎの牛丼風で美味かったそうです。ボールに差し出された水は、、、ためらいを見せた日本人を見て、村人は毒味までしてくれたそう、、、この親切さ。。。思い切って飲んだそうです。

 

一晩を親切な村で過ごし、無事帰還。

最終日の移動日も国境までの道のりで迷い、閉鎖までギリギリ。

これは間に合わないと思った熊田さんは、バイクを積める『Wキャブ』を探そうと決め、声をかけて交渉成功(この咄嗟の機転、判断、すごいです)。

バイクを荷台に載せてもらい、ギリギリで国境を超えたのでした。

その後も(まだ続きます・笑)、荷物がなぜかバンコクではなく、パタヤに行ってしまいました。夜中にピックして、翌朝便で無事にバンコクから帰国したという、波乱万丈の初年度でした。

そんな伝説の?熊田さんがダートスポーツチームとして参戦! 今年は何をやってくれるのか楽しみ??でした。(大崎さんも、色々とツッコミながら楽しくサポート中)

いよいよパタヤのホテルからスタート。まだバイクもウエアも綺麗です。どんな冒険になるのでしょうか。

 

ラリーは1分おきに決められた時間に一台ずつスタートします。

毎日、全く違う路面、シチュエーションを走るAXCR。毎日、確実にゴールして、ゴールに向かって走るライダー達。熊田さんも順調です!

SS中間地点のサービスエリアでは、各チームがサポート待機しています。

我らがダートスポーツチームも精鋭が待機! 携帯ツールと共にテントはVESSELさんからお借りしました!

緊張と疲労が和らぐ時間。また100kmほどのSSに向かいます。

ホテルに戻るとチームテントでホッと一息。

 

国境を超えていざミャンマーへ。パアンのホテルまであと少し!

タイ、カンボジア同様に、ミャンマーも色々なところに洗車場があります。舗装が少ないので、必須なんでしょうね。子供達はタナカを頬につけて、可愛いです!

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いよいよ最終LEG。長いようで短いラリーの時間。このAXCRがなければ出会わなかったかもしれない人たちが、交錯して、絆が生まれる。それがラリーの魅力ですね。

 

以下、熊田さんよりコメントをいただきました。ありがとうございます。

 

私は運転する技術も地図を見る力も全くありませんでしたが、明らかに去年との違いを感じます。
今 生きている時間の中で一番興奮していました。
私にとってはただバイクレースをしている感じではなかったようです。
コース、時間の圧迫感 日常では味わえないものです。
チームのみんな 他チームの人々 距離感がいい。
また来年も会いたい。
海外チームの人々ともっとコミュニケーションとれば良かったです。

宮崎さん 大崎さんがいろいろ動いてくれて楽しい時間を過ごせました。来年以降はもっとお手伝いできるといいなあと思います。
マシンは今のところこのままで行ってみたいと思ってます。
相棒として去年より好きになりました。
今年はリーダーとしても大変お世話になりました。
ありがとうございました。

(写真提供:AXCR)

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