2019AXCRチャレンジPart.31 雨はいつか止む

また、大粒の雨が降って来た。   ひんやりとした空気を感じ、行き先に黒い雲の塊が見えたら、十中八九スコールに見舞われることになる。 リエゾンでもSSでもスコールに見舞われ、顔に痛い雨粒が突き刺さり、それでも意地でバイクを止めずにひた走っていると、いつの間にか雨は止んでいるのだ。   アジアクロスカントリーはその繰り返し。カラカラの土を走ったかと思えば、タイヤが半分埋まるくらいの泥もある。フロントが突き刺さりそうな白砂もあれば、頭蓋骨大のガレ場もある。 ウォーターベッドもあれば、水田のあぜ道もある。ジャングルもあれば、地平線が見える直線もある。 目まぐるしく変わる天候、路面を乗り切って行く…