マシンやパーツ類の準備をする中で、昨年の反省を活かして、ムースは新品を購入。
昨年は使用感のあるやや柔らかくなったムースをマシンに装備してシッピングしたのですが、約1ヶ月の間になんとムースが痩せてしまったのです。空気圧でいうとコンマ9から1キロくらいのイメージだったのが、現地でマシンとご対面すると、、、コンマ7くらいにへたっていて少し焦りました。
船もしくは到着後のコンテナ内保管時の暑さによるものでしょうか? ミシュランのBIBムースは粘りがあるので、ことなきを得ましたが、念のため今年は新調しました。サイズはM15(90/90-21)、M14(140/80-18)です。ラリー用ムースは、軟質路面やガレ場もあるAXCRでは固すぎて心配なので、私は普段のエンデューロでも使用するムースを使います。過去4年全く問題ないので、大丈夫だと見ています。ただしリエゾンは数百キロを高速連続走行するので、ジェルはたっぷりとつけます。これはムースに同梱されるチューブ入りのミシュランのジェル。質は結構いいと思いますが、量が足らないかもしれないので、ゴールデンタイヤ製のジェルを購入して、搬送予定です。一応毎日ジェルの付け足しはしようかなと思いますが、昨年はサボっても大丈夫だったから迷う、、、。体も休めたいですし。
タイヤ交換は全6日のうち、
2日目のゴール後にリア交換
3日目のゴール後にフロント交換
4日目のゴール後にリア交換
を予定しています。念のため予備ムース(使用済)とヘビーチューブも持参します。
タイヤチェンジャーは日頃愛用中、かなり使いやすいのでチューブでも使用しているunitのムースチェンジャーを持参します。
折りたためるし、ビードブレーカーや、タイヤレバーを引っ掛けて固定できるフック、また足で抑えやすい十字形の土台など、かなり良くできてますのでオススメです。
タイヤはiRCのVE-33とix-07sの組み合わせを予定しています。
耐久性や路面の質を考えて、スタンダード(右)のVE-33を選びました。私の選択の中では、AXCRにはベストではないかと思います。左のVE-33s GEKKOTAは国内レースで愛用中です。
マシンはハスクバーナFE250(MY2018)。
先日マディの成田MXパークで練習したんですが、やはりトラクションコントロールがめちゃ効きます。
タイでは地域によっては、成田とHSR九州あるいは阿蘇の火山灰黒土に匹敵する、めちゃくちゃ滑りやすい路面が出現します。
今年はTCモードに助けられそうな予感がします!
ハスクバーナは純正アクセサリーも充実していますので、ラリーの準備もしやすいです。前後ブレーキローターを発送、そしてリアディスクガードを装備します。
エアクリーナーはちょっと贅沢なんですが、全日程分用意。オイルを染み込ませてジップロック収納。わずかでも休息や準備に時間を当てたいのでそうするのですが、ハスクバーナのエアクリーナー交換自体が瞬足レベルに簡単なので、助かります。サイドカバーやエアクリーナーの脱着は工具不要で多分1〜2分でOK。他ガソリンのフィルター、予備プラグ、予備レバー、ブレーキパッド、オイルフィルターなどを用意。
ツールは一式用意したり携帯工具も用意して持って行くんですが、その中で必ず加えたいハスクバーナの純正ハンドツールはとても優秀です。トルクスのソケットやアクスルレンチなど揃っていて、使い心地が良いです。
まだ写真には収まりきらないので、後日他の装備はレポートしますね。ここでは前述のジップロック。これは財布や携帯など濡らしたくないものを入れるのにも必需品です。財布がわりにする人も多いです。AXCRは川渡りや、急激に辺りが川のようになってしまう強烈なスコールがありますからね!
タイラップや補修テープ、デブコン、ペーパータオルやオイル廃棄箱なども用意。
エンジンオイルはBELRAYのワークスサンパー10W-50です。毎日フィルターと共に交換しますが、このオイルの優れたところは耐久性。エンジンの保護性が高いのですが、2年前にラリー後にエンジンケースを割って実証取材した際も顕著でした。
とても大事な蛍光ペンとテープ。例年SS、リエゾンの塗り分けと注意地点のマーキングだけでしたが、もう少し丁寧にやってみようと思います。昨年のミスコース、マシン破損も、ルーティングがしっかりしていれば防げたかもしれません。
またAXCRはルートブックのボリュームが多いので、途中で付け替えたり、重すぎて終盤にブックを電動で送れなかったりしますので、SS途中で、済んだブックを破棄して蒔き直した経験もありますので、テープやはさみもも必要です。
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