エンジンオイルを変えるだけで走りが変わる。
低中速のトルクアップで扱いやすさがUP!
ヤマハを始め、KTMやGASGAS、Husqvarna motorcycles、BETAなどの海外のメーカーでは、現在も2ストロークモデルを開発し、発売している。海外での2ストロークモデルの需要がいまだに多いことはもちろん、日本国内のレースシーンでもまだまだ2ストローク人気は衰えていない。全日本モトクロスでは2スト125のエキジビジョンレースが浸透し、ハードエンデューロでは2ストロークの圧倒的な人気とシェアが、そのことを象徴している。いまだオフロードバイクの世界では2ストロークの存在感が揺らぐことはない。
それと同時に、2ストロークモデルの特性を方向付けるエンジンオイルも重要な要素となっている。オイルメーカーは数あれど、実際にどう変わるのかは把握できていないことも多いはず。オフロードに求められるエンジン特性は極低速から中速、高速までと幅広く、実に繊細な要素が求められている。優秀なエンジンオイルを入れて走ったときの、エンジンの粘りやアクセルを開けたときの吹け上がり感は、2ストロークモデルにおけるオフロードライディングを魅力的なものにしてくれるのだ。
そんな高性能オイルとしてオススメしたいのが、フランス国内で長年支持を受けるユニルオパールの「RIDER 2T +」。本誌では過去に複数回このオイルの走行テストを行なっているが、走るたびに、絶妙な乗りやすさを体感しているので、本気でオススメできるのだ。この「RIDER 2T +」はエステルベースの100%化学合成オイルで混合及び、分離給油兼用。エンデューロやモトクロスに最適な特性を持つ。高音、高負荷の条件において、ピストンやピストンリングの保護、カーボン付着を最低限に抑えることができるので、レースライダーには嬉しい性能と言えるだろう。
テスターはモトクロス&エンデューロIAライダーの渡會修也(IAワタライ)さん。雨の影響でスリッピーな成田MXパークの路面での、絶妙なコントロール性はオイル特性によるものと確信!
パッケージにはMADE IN FRANCEが記載される。フランス国内では知らない人はいないと言われるメジャーブランドだけに、信頼性も高い
1L容器には残量が視認しやすい目盛がふられている
エンデューロやハードエンデューロにおいて、エンストを防止するため早めに半クラッチを使わなくてはならない急斜面などで、低中速のトルクUPにより粘ってくれる特性は大きな武器となる。特にトルクの少ない125ccでの高回転時の特性は、特に好印象だった。
雨で路面が滑りやすいコースでもコントローラブルで好印象。一言でいえば「上質なオイル」。ぜひ実際に試してみてほしい。
ユニルオパール(日本ユニバイト)ウェブサイト
https://unilopal.jp
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