好評連載、みなさんのダートバイクな生活がみてみたい「ダートバイク・ヒーローズ」。今回は、当webにも寄稿いただいているビースト浜田さんです! 原稿いただいていてから掲載が遅れてしまい大変恐縮ですが、「子供の運動会とレースが被ってしまう父親の、ステキな両方の愛し方」をお送りします。

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前回書かせて頂いたように10月11日、12日にいなべモータースポーツランドにてKTMオレンジフェスティバルが行われました!
そのオレンジフェスティバルのイベントの一つとしてエンデューロクロスが開催され、なんと! KTMサポートライダーも参加してくれるということで豪華イベントに!

なんですが…
今回のいなべエンデューロクロスは子供の運動会とモロ被りです(涙

という訳で少しエンデューロクロスから脱線してレース前の準備編
すなわち
「家族とダートバイクを両立させること」
を少し書いていきたいと思います。

まずは嫁さんとのネゴシエーション(交渉)です。

初めに言っておきますが、
ビースト(野獣)と言われた自分ですが、家庭内で圧倒的主権の持ち主である嫁さんの前では絶滅危惧種に指定されているニホンカワウソ並みの弱い立場にあります(何?
過去に数回ほど嫁さんの逆鱗に触れ、家を追い出されハイエース難民の生活を余儀無くされたことか…
(因みにビーストというリングネームは、モタードをやってた時に某モタード専門誌の編集長に「見た目がイカツイからビーストって芸名で売って行こう!」と命名されました、当時ボブサップが全盛期でしたので…)

話すタイミングは重要です。
機嫌が悪い時や空腹の時は頼みごとを避けるのはネゴシエーションのセオリーでもありますので、食事を終え家事もひと段落し、寝る前に軽くビールを飲んでる時間が最高のチャンスだと…

そしてそのチャンスは訪れました。
意を決して話してみます…

「今度のいなべエンデューロ(オレンジフェスティバル)運動会の日と重なってるんだけど…。レースの時間だけ運動会抜けだしてレース出ていい? 1ヒートだけでも走れればいいから! 1回だけチャンス下さい!」
※注 子供の通う幼稚園とレースが行われるいなべモータースポーツランドは車で15分くらいの距離

帰ってきた答えは「別にいいよ。何時くらいに抜けていくの?」
あっさりOKが出ました。

もちろん、レースの翌週の週末に自分と子供と2人だけで自分の実家に帰って、レース翌週末は嫁さんは自由行動してね! というプランも提示しましたけどね( ̄ー ̄ )

レース参戦のお許しが出たので、次は車両をレースに出れるように仕上げなければいけません。
消耗したパーツ、ボロボロの外装、変えたいパーツは山ほどありますが所詮は地方の零細企業に勤める自分…
安月給+寸志程度のボーナスでは、とてもじゃないですが「パーツ買うからおこづかいをくれ! 」なんて言えません。もちろん言うつもりもないです。

なので生活費+レース活動費の足しになればと、平日は夜にバイトをしてます。

しかし生活費やレース活動費を稼ぐために夜遅くまで働く事は自分は好きでやってる事なのでなんら問題がないのですが、なかなか子供と一緒の時間を過ごせないと自分が寂しいですね(笑)。なので週末に行う練習は丸一日行わずに早朝から昼までにして、なるべく午後からは子供と一緒に遊べるようにしています。

子供が一緒にバイクに乗りたいって言えばいいのですが(バイクは用意してある)怖がって全く乗ろうとしません。
まぁ、もし子供が乗り出しちゃうと自分が乗れなくなるからこれはコレでいいかなと(笑)

そんな訳で今回はリアタイヤだけでも新品のゲコタを購入しました。
エンデューロクロスにもゲコタのタイヤ、マッチしてると思います。

準備はある程度できたので、後は地元の利を生かし練習するのみ! のはずだったのですが、9月は毎週末に台風が日本に近づくという台風の当たり年だったので全くコース作りも進まず、完成したのはレースの行われる前々日くらいなので全く地元の利を活かせません(涙
参加者全員が初めてのコースとなる完全イコールコンディションになります。

そして次回! コースの紹介を画像と動画でお届けしたいと思います。

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