一見、デジタルガジェットはDS読者とあまり関係なさそうに見えますが、iphoneやスマホを使っている方々には、いまやダートバイクライフにおいても「当然あったほうがいい」ものくらいにはなっていることでしょう。ご飯やさんなんてない人里離れたコースに行ったときの夕飯探し、コースの天気、トレールに乗ってツーリングを楽しむ方ならば、ハンドルにスマホを固定している方も多いと思います。バイク用のヘッドセットも、Bluetooth対応で、スマホを最大限活用できる方向で設計されている時代でございます!

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 もちろん、今話題のデジタルガジェットと言えばApple Watch。ハヤリもの好きのANIMALHOUSEがダートバイクとの関係について、早速実機レビューしてみました。

ライディング時の装着はOKか

 まず、ダートバイクに乗りながらApple Watchをつけていることが可能か。同製品は、防水ではないとのアナウンスがされていますが、ティム・クックがシャワー浴びるときも装着していると発言したりしているように、そこそこの撥水性があります。水の中に15分つけても大丈夫な規格には通っているそうですね。山遊びに関しては、早速つけて走ってみたところ特に問題がありませんでした。派手に手首を打ち付けるような転倒をしてしまえば別ですが、僕の記憶の限りそんなことはあまりないかと…。先日は、SUGOアタックエンデューロにおいても和泉拓がApple Watchを装着したまま走っていましたが、これも問題なかったようです。結構泥まみれになっていましたけど「AppleCareに入ってるから大丈夫」とニコっとされました。
 保証はしませんが、たいていのダートバイクアクティビティには着けたままでも大丈夫そうです。気になる方には、耐衝撃のケースも発売されはじめていますよ

使える機能は何か

 現在は、残念ながらまだ黎明期で、我々ダートバイク乗りに役立ちそうな機能は
・フィットネス機能
・通知機能
くらいのものではないかと思います。脈拍などを計測してくれる機能があるので、これはログをとっておけばトレーニングの目安になりそうですね。通知はバイクに乗っている時でもさっとメールやSNSの確認ができるというもの。ツーリングライダーには、itunesのリモコンにもなってくれますし、簡易ナビにもなってくれるので、かなり有用なものだと思います。iphoneカメラのリモートコントロールもできるので、うまく使えばセルフィーもはかどるかも知れません。
 また、至る所で通知機能がすごいと書かれているApplw Watchですが、これは本当にそのとおり。今考えられる通知のなかでも、これ以上にちゃんと人間に伝えられるモノはないのではないでしょうか。なんせ手首に密着していて、通知があるときには手首をトントンと叩いてくれるような感覚で教えてくれる。バイクに乗っていてスマホの着信や通知はなかなかわかりづらいものがありますが、Apple Watchならまず見逃すことはないでしょう!

希望的観測

 今後は、iphoneと同じようにサードパーティからたくさんのアプリが出てくることが予想されます。この類いのデジタルガジェットは、センサーとアイデアの組み合わせがキモ。Apple Watchには、加速度センサー、脈拍センサーなどが詰まっています。また、接続したiphoneのGPSも使えますし、音声なども使えます。Bluetooth/Wi-Fiで接続できる機器でこれらのセンシング機能を拡張することも可能です。
 ぱっと考えつくところでは
・Apple Watchを使ったセッティング
 無線で接続したGET製などのFIコントローラーを遠隔操作することは技術的には可能です。Apple Watchにはモーションを感知する機能もあるので、腕を激しく振るとモードが変わる、などの設計もできそうですし、Siriを使ったセッティングもできそう。時計に向かって「もう少し濃くしてくれ」なんてオーダーする時代がくるのかもしれません
・スタート練習
 手首をとんとん叩いてくれることで、スタートの合図。加速しはじめるまでの時間を計測することで、スタート練習のスキルアップにも使えそうです

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