オフロードヴィレッジでの劇的なグリーン旋風から3週間。来週5月16-17日には、広島県グリーンパーク弘楽園で全日本モトクロス第3戦が控えている。ここでは、#822三原拓也(K.R.T/24歳)に関東大会のレースを振り返ってもらいながら、次戦への意気込みを語ってもらった。

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DS:関東大会お疲れさまでした。ヒート2では2位に入り、チームメイトの新井宏彰選手とワンツーで決めましたね。
「はい、ありがとうございます。めっちゃ嬉しかったですね。ヒート2は走っていても楽しかったです。オフビはそもそも得意なほうではないんですけど(笑)」

DS:ヒート1とヒート2で走りが大きく変わったように見えたのですが?
「バイクのセッティングは何も変えてないですね。予選と決勝とでは大きく変えたんですけど。やっぱり自分の気持ちを入れ直したというか、メンタルの部分が大きいと思います。あとはヒート1と2の間にブルが入ったことでラインがキレイになって、自分の好きなコンディションで走れたというのも大きいですね」

DS:フープスに変化を感じたのですが、どうでしょう?
「もうヒート1はフープスだけがうまくいかなくて。フープスで疲れさせられて他のセクションもダメだった、という悪循環でしたね。ヒート2は逆にフープスのリズムが良くなったら他のセクションも良くなってきて、最後まで疲れずに乗れたのがリザルトに繋がったと思います。フープスとリズムセクションがうまくいったので『その2つで抜いていこう』と考えていました」

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DS:ヒート2はホールショットでしたね。
「はい、あれは嬉しかったですね。でもレースの前半はバタバタしてしまってエンストとかもあったので、ポジション的には7番くらいまで落としちゃったんですけど、みんな団子というかトップまでそんなに離れてなかったので、頑張れば行けるかな、と。そしたら1台づつ確実に抜いていけたので良かったです」

DS:体力的な余裕は?
「後半はまったく疲れていなかったですね。リズムが良かったのであまり疲れることもなく、ポジションも上がりながらだったので、気分も良くて。普段のトレーニングもしっかり出来ていますし、よっぽどリズムが悪くない限り体力は自信あるんですけど、やっぱリズムが悪いとペースも落ちてしまいますよね。そういうのをちょっとづつ勉強していって、今回のようなレースを増やしていきたいな、と」

DS:新型のKX450F-SRはこういうハイスピードでジャンプが多いコースのほうが決まるのでしょうか?
「車体が軽くなったし、良くなったところが多いなというのが正直な印象なんですけど、ただやっぱりフルモデルチェンジをしているので、どうしてもまだテスト不足な部分はあります。マディ路面でのテストとか、なかなか色々なコースに行けていないので、晴れの場合、雨の場合の様々なセッティングをもう少し探していかないといけないな、とは思っています」

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DS:オフビに関してはテストの時とガラリと状況が違いましたよね?
「そうなんですよ。テストで来た時はマディだったので、セッティングも出しながら、まあ自分はマディが下手なので練習もしつつ、という感じで練習とセッティングを詰めていました。そのマディのセッティングで予選を走ったんですけど、決勝は晴れてコンディションも良かったので、セッティングも全部元に戻しました」

DS:今年からタイヤメーカーがDUNLOPになりましたね。
「はい、僕はミディアムソフトがけっこう気に入っていて、オフビでは両ヒートともそのタイヤを使いました。色々試していますけど、今は自分の好きなタイヤがあるから、かなり攻めて走れますね。次の弘楽園はハードなので、また他のタイヤも試してみようかな、と思います」

DS:その弘楽園はいかがでしょうか?
「弘楽園は…勝ちたいですね! カワサキにとってはホームコースのようなものですし、地元のみんなも応援に来てくれるでしょうしね。もう一回Kawasakiでワンツー、次は自分が上に上がれるように頑張ります。若いのがいかないとダメですよね」

DS:期待しています。ありがとうございました!

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