世界的にメジャーなUSヨシムラレーシングサイクロンが、ついに日本に正規輸入される時代が来た。以前よりモトクロスファンから熱い視線を送られていた同ブランドだが、ヨシムラジャパンの手によってさらに存在価値が上げられている。
あのUSヨシムラマフラーをジャパンクオリティに
「USヨシムラサイクロンはこれまでは日本で使おうとするとレースレギュレーションに対応せず大変でしたが、我々が日本へローカライズすることで性能を追求することができるようになりました」と開発担当者は言う。(左:羽柴/右:小方)
現在ヨシムラジャパンは、うず潮レーシング福山とT.E.SPORTへレーシングサポートを行なっている。全日本モトクロスでのフィードバックを受けながら開発が進み、かつUSヨシムラのプロダクトにも、その蓄積が反映されていくため、もはや輸入品の定義を超えたエキゾーストと言っても過言ではない。
ヨシムラジャパンでのUSヨシムラサイクロン再開発では、まず音量を狙った数値内に抑え、パワーとの両立を計っていく。商品には、数種類の適切なサウンドディフューザーが車種ごとに搭載されている。だから、パワーのフィーリングも数値も、日本で使う際にもっとも適した性能まで追い込むことに成功しているのだ。
各車種ごとのサウンドディフューザー表。ヨシムラジャパンが培ってきたノウハウが、車種ごとに盛り込まれ、複雑なラインアップになっている
音量測定と、性能テストを繰り返すことで日本へのフィッティングをおこなう。正規輸入といった枠組みを超えた措置と言えるだろう
国内製品と遜色ない、充実のアフターサービス
ヨシムラジャパンは、正規輸入販売商品ならではのアフターサービスを売りにしている。国内で日本のレースレギュレーションに合致する仕様に再開発されたマフラーには、ヨシムラジャパンにてシリアルナンバーがマーキングされており、ユーザーがこのシリアルナンバーを元にしてオンラインオーナー登録をすることで、ヨシムラジャパンでのアフターサービスを受けることができるようになる。
製品の箱と、サイレンサーの両方にシリアルナンバーが記述されており、これでユーザー登録が可能になっている
主なアフターサービス
・電話相談できるマフラーホットライン
・部品の単品購入
・サイレンサーのリメイク
乗り込んでボディにへこみができたサイレンサーも…。
サイレンサーリメイクは、ヨシムラジャパンに送付することで部品交換を行ってくれる。専門スタッフによるサービスが整っているので安心だ。
また、商品の説明書は各車種毎に日本語で作成されたものが同梱される。取り付け方法、部品構成まで掲載されているので、英語が読めない人でも安心して購入できる。
アフターサービスにはモトクロスマシンやレースに関する知識と技術が必要になるため、販売窓口もヨシムラジャパン以外では、うず潮レーシング福山、T.E.SPORTに限定されている。購入を検討している人は、ぜひ一度問い合わせてみてはいかがだろうか。
■ヨシムラジャパン TEL 046-286-0321
(マフラーホットライン TEL 046-284-3196)
■うず潮レーシング福山 TEL 084-924-2935
■T.E.SPORT TEL 049-242-8401
ヨシムラジャパンのUSヨシムラレーシングサイクロン特設ページは
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