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Let’s DIY トランスポーター vol.02/軽ボックスやミドルクラスの可能性
前回(第1回)も予想以上の好評を頂き、ありがとうございました。2回目は、前回も「トランポとして案外魅力的」とご紹介した、軽ボックスやミドルクラスのトランポをもう少しご紹介しよう。
軽ボックスやミドルクラスをバイク用トランポに使うために必要な割り切りと工夫
当たり前の話だが、今回のコラムで、ある種「最適な」トランポとしてオススメする軽ボックスやミドルクラスのトランポは、小さい(もちろん、これはハイエース・キャラバンと比較して、の話)。
小さいのだから、そこにバイクを積んで自分も快適に過ごそうと思えば、それなりの割り切りと工夫が必要になる。まず、どんな割りきりが必要なのか?
その第一が「運転席助手席以外は捨てるべし」!
この写真は、軽ボックス(三菱ミニキャブ、日産NV100)とミドルクラスの日産NV200だが、それぞれに付いている片面跳ね上げベッドは、なんとハイエース/キャラバン用と同サイズ。
そう、2列目シートを捨てて(実際に捨てることはない 苦笑)しまえば、全長170〜180cmのベッドキットは軽箱にも付く、ということ。つまり、全長2m近くのバイクが積めるということでもある。
これは、ミニバンでも同じ。
やはり、セカンドシートに人が座る必要がないことが、フルサイズのオフ車をミドルクラス以下の車に積む「割り切り」の条件だ。しかし、ミニバンの場合はこんなこともできる。
「3列7人乗り」のようなミニバンのシートを縦片面だけ捨てればご覧の通り。考えようによっては、縦に2人乗って、横にバイク。というアラワザも出来なくはない(合法ではない可能性があるので自己責任で)
つまり、運転席と助手席以外に人が乗って、バイクも積まなければならないなら、有無を言わさずハイエース/キャラバンクラス。
自分とパートナーまでなら、ミドルクラス以下にも可能性があるということだ。
では、そういう「小さいトランポ」を使うための工夫をいくつかご紹介しよう。
ミニバンのシートを縦方向だけ残してバイクを積むような場合、残したシートの上にこのようなフレームを作って、板(ベッド)を置いてしまえば、コースでの仮眠ぐらいなら快適。
ミニバンでも、貨物車以外はシートが「椅子」として快適なため、フルフラットにしても凹凸が激しくて、とてもそのままでは寝られたもんじゃない。こういうベッドなら、DIYでもカンタンに作ることができるだろう。
また、荷室が小さいミドルクラス以下のトランポでは、収納場所にも工夫が必要だ。
このように、わずかなスペースとはいえ天井に板物や柔らかいもの(落ちてきても危なくない物)を積むスペースがあれば、使わないときのベッド板や着替えなどを機能的に収納しておくことができる。
またケミカルなどの小さいものは、タイヤハウス付近のちょっとしたデッドスペースに専用の小箱を作るだけで、スッキリ収納することもできる。
さて、もうひとつ割り切ることで、コンパクトな車内を快適に使える方法がある。
それは「ベッドを諦めるべし」。
この作例のように、トランポの内装を「棚」と割り切るだけで、ミニバンでも充分な収納力と積載性を確保したトランポを作ることができる。
また、そんな割り切りの中でも…
このように、着替えなどに使える腰掛だけでも作っておくと、車がバツグンに使いやすくなる。車内で寝ることは滅多になくても、荷室に腰掛けて着替える、という頻度は、圧倒的に多いはず。
30cm四方で構わない。こういう椅子がひとつあるだけで、トランポはバツグンに便利になるぞ。
さて、ミドルクラス(主に乗用のミニバン等)をトランポに仕立てる場合の、最後の工夫をご紹介しておこう。
それは「外せるように作るべし」だ。
ミニバンは、原則として人が移動するための「乗用車」であることがほとんど(貨物車ももちろんある)ので、その場合は、シートを外して棚やベッド等を常設してしまうのは違法。車検に通らなくなってしまう。
本作例にあるような、棚は「カンタンに外せる」ように作ってあるのがミソ。
「置くだけ」もしくは「工具を使わず着脱可能」な作りにしておけば安心だ。
ここまでくれば、ミドルクラスのトランポもカンペキだが、最後にもうひと工夫。やはり乗用を兼ねる車の場合は、それなりに豪華なシート、キレイな車体であることが多いので、シートに汚れたタイヤを押し付けたり、バンパーがキズだらけ…というのはちょっとスマートさに欠ける。
つまり「車をいたわるべし」。
写真のように、タイヤストッパーやバンパー保護を心がけて、スマートにカッコいいトランポライフを実践してもらいたいものだ。
■取材協力:オフタイム(広島県呉市)、ダイワカーズ(広島県三原市)、ブルーコーンズ(島根県浜田市)、OSP(静岡県浜松市)
■TEXT/OSP高瀬裕之
「トランポプロ」シリーズなどを手がける株式会社OSP代表取締役。ダートスポーツ本誌のほうでも長くトランポ連載記事を担当して頂いた。その分かりやすい解説とアイデアに溢れたトランポグッズの開発などにも定評がある
この記事の著者について

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