昨年度はハスクバーナFE501(MY14)で参戦し、ノントラブル&無転倒で8位完走を果たしました。4ストロークOHCバルブエンジンは、土壌が比較的柔らかく、分岐点の細かいタイラウンドにおいて、低速域での扱いやすさで貢献してくれました。カンボジアに入ってからは100km/hをゆうにこえる超高速フラットダートで、その余裕のあるパワーの恩恵を受けました。もちろん長いリエゾンでの移動も楽でした。ビッグシングルの常識を覆す軽量感と扱いやすさがあり、このマシンを選んで大正解! だったのです。

そして今年はこのバイクで参戦します。

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ハスクバーナFE450(MY15)

FE450のロングライドは初めてですが、先日マップホルダーを装着したテスト走行では、かなりの好印象でした。走破性能も高そうで、山岳路ということで難易度が上がる可能性のある今年のコースには最適ではないかと思います。

エンジンは水冷4ストロークOHCバルブ単気筒、サスペンションはおなじみのWP製48mm4CSクローズドカートリッジです。

前後タイヤは、昨年も使用して完走を助けてくれたIRC BR-99(リア)とix-07S(フロント)の組み合わせです。スペアはリア2本、フロント2本を用意。中身は、最初の2-3日間は難易度が高い可能性があるとみて、いざというときに空気圧を落とせるように、リアにウルトラヘビーチューブを採用。スタックして、もうどうしようもないという場面だけ、空気を抜きます。だから空気入れも携帯しなくては!? パンク修理セットも、、、ですね。フロントは全期間中ムースです。その後様子をみて、リアもムースに移行。

ムースはミシュランのエンデューロ用新品を用意しました。長距離走行におけるムース破損のリスクもありますが、昨年は新品を2回交換、フロントは1回交換、専用ジェルを大量につけた結果、問題なく完走できたので、大丈夫だと考えています。ムースはメーカーによって素材が異なり、亀裂が入ると破損しやすいものもあれば、粘るものもあります。私の経験では、ミシュラン製は多少のクラックが入っても大破損したことがありませんから、粘りのあるコンパウンドなのかもしれません。

ちなみにステッカー類は、現地受付時にゼッケンやオフィシャルスポンサーのステッカー(指定位置が決まっています)をもらい、それらを先に貼ってから、個人スポンサーのステッカーを貼ります。LEG1順位決めのスーパーSS前に、受付、車検、マップ装着、撮影と、結構やることあります!

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マップホルダー、トリップメーターなどの取り付けはハスクバーナ東名横浜さんで施行していただきました。今年は雨対策としてウインドスクリーンを装着。ハスクバーナ東名横浜さんが店にあるありあわせの物で自作してくれたのですが、なかなかの格好よさです。風圧低減の効果も期待できそうです。

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マップホルダー周りは昨年と同じセット。f2r製マップホルダーと、rc-7ラリーコンピュータです。左が総距離、右が区間距離用です。

 

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ホルダー背面のコードの処理。

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マップホルダー、メーターの操作ボタン。

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メーターセンサーの取り付け位置。

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スタンダードの燃料タンク容量は9L。アチェルビスの15Lビッグタンクに換装します。

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ハスクバーナは純正オプション製品も充実しています。実戦的でなおかつ美しいので、用途にあったカスタムが自在です。
まずはチェーントラブルを軽減するT.M.DESIGNWORKS製のチェーンガイド。樹脂製で復元力があるので、エンデューロ装備としてもおなじみです。

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スイングアームプロテクションも新たに装着しました。取り付けも簡単、傷付き防止に加えて、ステッカーを貼りやすいのもメリットに感じます。リアブレーキディスクプロテクターも装着しました。

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エンジンケースサイドまでカバーするスキッドプレートに換装。

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可倒式で転倒による破損を低減するFLEXブレーキレバー・FLEXクラッチレバーに換装。グリップドーナツを装着しました。グリップのワイヤリングは現地でおこないます。

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アルミニウムハンドガードを装着。このデザインかなり格好よくて気に入っています。

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ハスクバーナ東名横浜さんの推奨で、転倒時などにシフトペダルがケースカバーに干渉しないように、角を削っていただきました。専門店ならではのノウハウ、大変助かります。

その他、昨年も大変助けられたステアリングダンパーなども装着しています。これらは現地で撮影します。

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ちなみにこちらはハスクバーナ札幌さんがサポートする首藤さんのマシン。アジアクロスカントリーラリー初挑戦とのことで楽しみです。オリジナルのウインドスクリーンが格好いい!

 

次回はその他装備、備品などをご紹介します。

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