2015年9月26日〜27日、フランスのERNEEで開催される「Monster Energy FIM Motocross of Nations」、通称ネイションズに出場するライダーとチーム監督が決定し、早速記者会見が開かれたのでその模様をお届けします!

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小方誠/Team HRC(MXGP参戦予定)

小方誠/Team HRC(MXGP参戦予定)

「一昨年(2013年)に続いて、今年も参戦させてもらうことになりました。こうやってネイションズのメンバーに選ばれたことはとても光栄に思っています。2012年と2013年に行った時も一生懸命走ったんですけど、予選は通れませんでした。ただ今年は今まで走ってきた糧もあるし、過去の参戦の時みたいにはならないと思います。スケジュール的には一週間後(10/3-4)が全日本のオフビのレースになるのですごくタイトにはなると思いますが、レースをするのが仕事なので、そういうところはしっかり自分たちで合わせ込んで、全日本には支障がないようにしていくつもりです」

小島庸平/Team SUZUKI(MX OPEN参戦予定)

小島庸平/Team SUZUKI(MX OPEN参戦予定)

「ネイションズは6回目になるんですが、ここ数年はチームジャパンとして予選通過できていません。どうしても自分が現役の間に、自分の手でチームジャパンを決勝へ導きたいという気持ちが強いです。この2人は2013年のドイツ大会へ一緒に行ったメンバーでもあるし、2人ともすごく速くなってきているので、チームジャパンとしての総合力も上がっていると思います。
2013年に予選落ちした時『リベンジしたいね』って3人で話していました。この3人はその想いを持ちながら今の全日本にぶつけていると思うし、B決勝を走るという屈辱も味わったので、それをバネにやっている部分もあると思います。この3人が選ばれたのは必然で、その時の想いが今ここに来てるんじゃないかな、と。
フランスのエルネイというコースは、アップダウンがあるんですけど日本っぽいコースなので、有利な部分もあるんじゃないかな、と思います。また、ここ数年はスタートのクジ運も悪いので、今年はぜひ1番でスタートラインに並んで、予選通過することを目標に頑張っていきます」。

富田俊樹/Team HRC(MX2参戦)

富田俊樹/Team HRC(MX2参戦)

「僕は2013年に続いて2回目の参戦です。一昨年はチームジャパンとしても予選落ちだったんですが、僕自身も体調を崩したり情けない走りでした。足元にも及ばなかったし、15位すらもまったく見えない状況でした。ただその時と比べると今は速くなれているし、成長もできていると思います。今年は自信を持って挑めるんじゃないかな、と。予選通過は最低目標として挑みたいです」

芹澤直樹 日本代表チーム監督/Team HRC

芹澤直樹 日本代表チーム監督/Team HRC

「昨年もチーム監督をやらせてもらって悔しい思いをしました。世界とのレベル差があることはみなさんもご存知の通りかと思いますが、今回の目標はまず予選通過。
具体的な戦略としては、MX OPENクラスでいかに少ないポイントに済ませるか(上位に入るか)ということに重点を置いています。MXGPクラスは各国がエースライダーを揃えてくると思うので、前のほうに行くのはどうしても厳しい。どのクラスも共通して言えることはまず転倒なく走りきることですが、そのなかでポイントを稼ぐとしたら、MX2とOPEN。MX2は富田選手が昨年同等の位置で走ってくれると思うので、OPENクラスも少ないポイントで抑え、2人のライダー合わせて30pt以内に抑えないと、予選通過は難しい。2人の15位以内が最低限のラインになってくると思います。
代表選手が決まったばかりなので現時点ではライダーとまだしっかり話ができていないのですが、希望としては海外経験のある小島選手にMX OPENに出てもらって、予選の短い時間のなかで少しでも前に行ってもらい、上位を狙いたいな、と思います。2013年のタイムや映像を確認した限り、小島選手のほうがより確実に出られるスピードと経験を持っているのではないか、と思います。もちろん小方選手でも行けると思うのですが、小島選手にはキャプテンとしてもチームを引っ張っていってほしい、という想いがあります。
今年も厳しい戦いになるとは思いますが、3人とも勢いがありますし、あとは2年連続でクジ運に恵まれなかったこともあるので、スタートグリッドが非常に大事になってくると思います」。

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