CRF150Rのワンメイクレース

世界のユースライダー育成を目的に、MXGPで併催している「Honda 150 European Championship」をご存知だろうか? その名の通り、HondaのCRF150Rを使ったワンメイクレースで、すべての車両を主催者が準備し、MXGPの本レースとまったく同じコースを走るのだ。

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2015年は日本から田中優作選手がスポットで参戦し、その様子は本誌ダートスポーツ12月号でも紹介させてもらったが、もっと多くの日本人ライダーに挑戦してほしいと思う。

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「24MX」が全面サポートを発表!

そして今年「Honda 150 European Championship」は、ヨーロッパ最大のオンラインショップ「24MX」とのパートナーシップを結んだと発表した。24MXといえば、MXGPにホンダのサテライトチームを持つだけでなく(2016年は、ケン・デディッカーも所属)、モトクロスとエンデューロを合わせれば、ヨーロッパ中の16カ国において170人のライダーと契約するほどのビッグスポンサー。もとは2009年に小さなショップからスタートしたそうだが、なんという急成長ぶり。。。

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11-14歳のライダーを対象にしている「Honda 150 European Championship」は、ただのレースにあらず。そこにはライディングスキル、バイクセットアップ、メンタルトレーニング、環境、体作りといったモトクロスに必要な様々な「育成」がプログラムされていて、選ばれたメンバーには、シーズン前のトレーニングキャンプなども用意されている(ちなみに今年は4月にスペインで開催されるとのこと)。

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そしてなんと言っても、このプログラムを主催しているのは日本が誇る「Honda」であるということ。ライダー自身にやる気と実力があれば、この環境に日本人が割って入っても、なんらおかしくない。むしろその間口は大きく開いて然るべきだと思う。

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Hondaのグローバルな「育成」に期待

さらに想像すれば「Honda 150 European Championship」への参戦が24MXのマネジャーの目に止まり、そのあとの環境作りにつながる可能性だってある。実際、24MXが「若手ライダーの育成に全面的に協力する」と公言しているわけだから…。現在MXGPに参戦中の山本鯨選手も、田中優作選手の挑戦を見て「僕もこのくらいの年齢の時に来たかった」と正直な気持ちを話してくれた。

世界を知るなら、1年でも早いほうがいいだろう。

Honda 150 European Championship

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