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Photo/M.Takahashi 高橋学

 

AXCRに参戦するようになってよく「どんなラリーなの?」と聞かれることが多くなりました。

このラリーを皆さんにおすすめできる要素はいくつかあります。
ざっくりまとめると

『費用が安い』

『毎日ホテル宿泊で快適』

『アジアの魅力を満喫できる!』

ということです。

そして、なんといっても『日本から参加するFIM公認国際ラリーのファーストステップ』として魅力的だということ。

まず2016年度の費用ですが、内訳はこんな感じです。

●エントリーフィー(MOTO):US1700ドル(115円・ドルで換算、195,500円)
このなかに、開催中の朝食、夕食、表彰パーティー参加費などが含まれます

●船代金:130,000円(横浜~タイ往復輸送、通関費用一式、8月20日のタイ国境サケオ~タイ指定倉庫へのバイク、パーツ輸送、サケオから空港またはバンコク指定ホテルまでの迎車が含まれます)

●合同サービス費用:35,000円(一人あたり)

ということで基本代金が
360,500円
その他
●FIMクロスカントリーラリーライセンス取得:5000円
●現地でのガソリン代
●ラリー適用保険:約30,000円
●カンボジアビザ申請:3,900円
●国際運転免許取得:2,650円
●FIMライセンス取得用のメディカルチェック
●現地SIM、スマホ購入
●その他現地でのトゥクトゥクや飲食費、それに疲労を癒すマッサージ(1回1000円以下が普通ですね)など諸々合わせて

50万円ほど。

国際ラリーとしては安いと思います。それでいて『AXCRに1回出ればラリーの基本ハウツーは覚えられる』と言われるくらいに、路面やナビ、マップが多彩です。つまり国際ラリーの醍醐味があじわえるという事。
ラリーコンボイでの国境越えも実に冒険チックです。

 

 

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Photo/M.Takahashi 高橋学

AXCRは毎晩グレードの高いホテルに泊まれます。写真は昨年のオフィシャルホテルのインペリアルメーピンホテル。
早朝から準備してスタート、問題なければ午後の明るい時間帯に帰ってこれますが、ホテルの敷地内がパドックだから、整備も快適です。洗車、整備、夕食(バイキング)、翌日のマップ準備、私の場合ウェブレポート作成もあって、やることいっぱいのラリー。だからこそ、体を休める環境が大切です。

そして毎日シャワーを浴びることで衛生面でも良い影響があります。

アジアの魅力は、これはぜひ実際にいって感じてほしいです。
SS中にもハッと驚く光景が目に飛び込んできたり、道に迷ってヘルメットを脱ぐと、そこは素敵な風景が広がっていたり、沿道の大声援や子供達の純粋無垢な目をみたり、コミュニケーションしてみたり。

2013年はタレントのヒロミさんら参加者が、帰還できずに現地の村にとめてもらったエピソードが話題になりました。

私も助けられたこと多数ありますし、周りにもそういうエピソードが多い。もちろんスコールはいつくるかわかりませんから、準備は必要です。地元の道を使わせていただき、特にカンボジアの人たちは時に助けてくれたり、暖かい目で見守ってくれます。まだ詳細は未定ですが、今年は『Husqvarna NIPPON』として何かしら恩返しできたらと考えています。

リエゾンは眠さやお尻の痛さとの我慢大会になりがちですけど、今年は美しい風景を楽しめる余裕がほしいです。

 

 

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こんな感じの田園や農村も魅力的。懐かしい雰囲気があります

 

 

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そして飯がとにかく美味い!
これは昨年食べたチェンマイ名物のカオマンガイ。蒸し鶏のせご飯に香辛料をかけて食すんですが、ヤバイです

 

 

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さて、今年のルートはこんな感じ。
パタヤをスタートして、大会初となる海沿いのルートをたどり、国境を越えてカンボジアへ。
カンボジアの路面はタイよりも荒れていることが多いです。

国境を越えた瞬間の異国に飛び込んだ感じ。昔BAJAにいったとき、エンセナダで感じた感覚に近いものがあります。内戦後、近年経済が急成長しているカンボジアですが、やはり隣国タイとの違いは明確。国境はタイへの出稼ぎ労働者の方達でいっぱいです。ライダー的には左通行から右通行への変化の対応、ハード路面と穴ぼこへの対応など、いろいろ意識しなくてはいけません。
お金もタイのバーツからUSドルへ。いざというとき(村人に助けられることを想定)の細かいお金も持参しているべきです。

そして8月19日にアンコールワットでフィナーレを迎えるのです。
2014年も衝撃でしたが、大都会の道を警察と軍隊が規制して、ラリーマシンが連なって走るのです。
あれは体験しなければわからない光景です!
日本から出場するのは
MOTO 25台(BMW F800GS 1台、ハスクバーナ7台らしいです)
AUTO 8台 TRDチーム、篠塚建次郎さんや青木拓磨さんも参加されます。青木さんは昨年のリベンジに期待です。

スウェーデンからも10台、さすがに全員ハスクバーナで、FE501 6台  FE450 2台  FE350 2台とのこと。

インドネシアからTE250 2台

カンボジア/タイ 現在最終受付中とのこと。

年々参加者が増えて、国際色も豊か。日本人も多いので安心して参加できますよ。
参加者のみ参加できるFacebookのロビー(非公開)では、情報交換も活発に行われています。
私でよろしければイベント会場などで話しかけていただければ、AXCRの事可能な限り教えますよ!Print

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