好調ハスクの秘密に迫る! 代表のオリバー・ガーリング氏に聞いてみた vol.02

vol.1はコチラから。 ※このインタビューは2015年の秋に収録したものに、加筆修正を加えたものです。 「日本は、世界で一番タフなマーケット」 今後のハスクバーナのブランディング戦略について教えてください。特にKTMとの差別化については? 「どこが異なる、というよりも元々違うものだと思っています。特にモトクロスレーシングに関しては、チームも違うし、セットアップも違うし、ホスピタリティも違う。もちろんメカニックも違うし、ライダーサポートも違う。そう考えると、競争相手としてのKTMは、ホンダやヤマハと変わりません」 日本のメーカーに対してのライバル心や、自分たちは「ここが違う」という部分は? 「レースで求め…

好調ハスクの秘密に迫る! 代表のオリバー・ガーリング氏に聞いてみた vol.01

AMAスーパークロス開幕(アナハイム1)では、ファクトリーチームのJ・アンダーソンが史上初の最高峰クラス優勝を遂げるなど、好調を示すハスクバーナ。ここでは、昨年の秋に来日したハスクバーナ本社の代表であるオリバー・ガーリング氏のインタビューをご紹介しよう。 ※このインタビューは2015年の秋に収録したものに、加筆修正を加えたものです。   「AMAもMXGPも、明確にタイトルを狙う」 AMAやMXGPなどのレースシーンにおける今後のビジョンを教えてください。 「モトクロスに関しては『我々がモトクロスの元祖である』という自負もあるし、ハスクバーナの歴史のなかでも重要な位置を占めています。つまり、モ…

CGはナシ! 衝撃のエクストリームMOVIE「X-ミッション」が公開間近

エクストリーム好きの方にはたまらない映画を1本ご紹介しましょう! 世界の4大陸11各国でロケを敢行した、トップアスリート達によるノーCGアクションが盛りだくさんの極限MOVIE「X-ミッション」がついに公開です。監督は『ワイルド・スピード』の撮影監督も務めたエリクソン・コアということで、期待せずにはいられませんね。モトクロススタントを始め、生身のアクションに鳥肌が立つこと間違いなし。 予告編がすでにたまらない! 本誌おなじみの方も公式コメントを出しています。 小島庸平 「実際のレース前でなるような緊張感を毎回のシーンで感じさせてくれた。一つ一つのミッションをクリアしていくところがレースで結果を出すのと凄…

DAKAR2016 – ステージ13 - 1月16日 ヴィラ・カルロスパス~ロサリオ

1月16日 ステージ13 ヴィラ・カルロスパス~ロサリオ リエゾン:518km SS:180km Hisashi Haruki BIGTANK ダカール2016の最終ステージ、SSは180kmと比較的短いが、ツイスティで気を抜くことができないダートロード。SSが終了すると500kmの長いリエゾンでフィニッシュのポディウムに向かう。日本の三橋淳(KTM)は、ステージ60位、総合56位で、2週間9000kmのラリー走り切った。絶対に完走するという強い意志のもとに自分のペースを維持。ラリーの半ばには喉の痛みと発熱に苦しめられ、また終盤は肩の激痛をこらえてのライディングが続いたが、笑顔でポディウムに立ちファンの…

DAKAR2016 – ステージ12 - 1月15日 サン・ファン~ヴィラ・カルロスパス

1月15日 ステージ12 サン・ファン~ヴィラ・カルロスパス リエゾン:450km SS:481km Hisashi Haruki BIGTANK リエゾンとスペシャルステージを合わせて900kmを超える長いステージ。砂漠、オフピスト(道が無い平原など)のエリアは終わり、前半戦と同じような「道」の走行となった。30分以上のアドバンテージを築いているトビー・プライス(KTM)は、大きなミスもトラブルもなく首位を堅守。HRCから今年、古巣のヤマハに戻ったベテランのエルダー・ロドリゲスがステージ優勝し、総合5位にポジションを上げた。一方、昨日、2度目のステージ優勝を挙げ、好調だったたアントワン・メオ(KTM)…

DAKAR2016 – ステージ11 - 1月14日 ラ・リオハ~サン・ファン

1月14日 ステージ11 ラ・リオハ~サン・ファン リエゾン:281km SS:431km Hisashi Haruki BIGTANK この日も砂漠の長いステージ。KTMのトビー・プライスは依然好調で、SSスタートから243km地点のCP2にも首位で到着。一方、HRCのパウロ・ゴンサルベスは挽回を期してのライディングだったが、118km地点でクラッシュ。メディカルチームの救助を受けヘリで病院に搬送。大事には至らなかったが、ここで完全にラリーを離れることになった。 気温が高い状態が続いている。主催者はCP2以降のSSを実施すべきかどうか検討するため、14名のライダーが到着した時点で一旦、後半ステージのスタ…

DAKAR2016 – ステージ10 - 1月13日 ベレン~ラ・リオハ HRC厳しい局面ながら善戦

1月13日 ステージ10 ベレン~ラ・リオハ リエゾン:283km SS:278km Hisashi Haruki BIGTANK 現地取材班によると、前日のステージ9、ラジエタートラブルに起因するエンジン故障で大きくタイムロスしたHRCのパウロ・ゴンサルベスは、チームメイトのマイケル・エッジのエンジン部品を譲り受け、腰上の修理でステージ10の競技に臨んだとのこと。マラソンステージでパーツ補給が無く、メカニックのサポートも受けられないビバークでの作業は困難を極めたが、強固なチームワークでHRCは希望をつないだことになる。メッジはリタイアとなったが、ゴンサルベスはステージ4位、総合8位のポジションで無事に…

DAKAR2016 – ステージ9 - 1月12日 ベレン~ベレン (追記あり)

1月12日 ステージ9 ベレン~ベレン リエゾン:151km SS:285km Hisashi Haruki BIGTANK マラソンステージの前半。砂丘のステージは灼熱といっていいほどの気温(46℃以上)となり、ライダーの安全に配慮してCP2で切られることになった。そのためSSは100kmほど短縮、ライア・サンツは「タフだからこそのダカール。なぜこの程度のことでSSが途中でキャンセルされるか理解できない」と不満を漏らすが、2輪部門のディレクター。マルク・コマはこの決定は妥当だとコメントしている。前日もステージ優勝したトビー・プライス(KTM)は、好調でCP1通過時点ですでに3分以上のリードを築いていた…

茨城の新コース「イワイモトクロスコース」に行ってみた、走ってみた!

「走るところがない…」。そんな嘆きを至るところで聞く昨今。オフロードライダーたちにとっては数ある少ない環境を大事にして、自分たちのフィールドを保全していく必要がありますね。 そんななか、サスペンションチューンやTGRなどの商品でもおなじみ「テクニクス」プロデュースによるモトクロスコースが茨城県にOPENしました。その名も「イワイモトクロスコース」です。元々あったスペースをしっかり整地した形ですね。 担当のテクニクス梅森さんによると「初心者から中級者レベルのモトクロス練習、ナンバー付きトレールでのオフロード走行練習に最適なコンパクトトラックです」とのこと。 確かにコースレイアウト自体は1周で約700m…

DAKAR2016 – ステージ8 - 1月11日 サルタ~ベレン 

SSは前半と後半に別れていて中間にトランスファー区間がある 1月11日 ステージ8 サルタ~ベレン リエゾン:373km SS:494km Hisashi Haruki BIGTANK サルタでの束の間の休息を終えて、ラリーは後半戦へ突入。前半は、ほとんど「道」の形態を持ったルートでの勝負が続いていたが、ここからは本格的なデザート、デューンのステージが始まり、ライダーにはさらに大きな試練となる。ラリーならではのナビゲーションの技術も含め、ここからが本当のテストということが言えそうだ。 ステージ8は、KTMのトビー・プライスがステージ6に続けて4度目のステージウイン。HRCのパウロ・ゴンサルベスはクラッシュの…

DAKAR2016 – HRC本田太一 コメント –  1/10休息日

4年目のダカール挑戦、今年こそという思いは、チームだけではなく、世界中のファンの願いにもなっていると言えるだろう。マシンはもちろんチームとしての総合力も一段と強くなった感のあるHRCだが、またしてもウユニのステージでバレダがマシントラブル。それでも総合ではもう一人のエース、パウロ・ゴンサルベスが首位をキープして休息日を迎えた。後半戦を前に、HRCの戦略は如何に? かなり厳しい取材環境の中、ジャンキー稲垣から、チームを代表する本田太一氏のコメントが届いた。BIGTANK HRCラリーチーム プロジェクトリーダー 本田太一氏 全体としてはいい流れだ ホアン・バレダがマシントラブルで後退した時は、チームの雰…