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ダートスポーツ本誌ではおなじみの、日本を代表するエンデューロライダーでありながら、ヤマハ車の開発に関わる鈴木健二さんに「もしセローでエンデューロに出るなら、どうしたいか」を突撃インタビュー! 9月19〜21日にはWR250Rでの全日本エンデューロ選手権日高に参戦することも決定しています。
実は健二さんは、若い頃DT200に乗って野山を駆け巡っていたこともある、トレイル大好きライダー。セロー250も3年ほど乗っていたことがあるし、同エンジンのトリッカーをED仕様にした経験も。早速、秘密のセロー250レシピを見てみましょう!

1、まず手を付けたいのはポジション
「セローはコンパクトに出来ているので、エンデューロに使うには少しポジションが窮屈になってしまいます。まずはハンドルを換えたいですね。テーパーハンドルは使えませんが、スタンダードより幅広のものを選ぶとイイでしょう。それと、シートはあんこ盛りをして、座ったときのヒザの角度を緩めたい。長時間ヒザを曲げたまま走ると辛いので…。あとはステップですね。ワイドなものに換えたいところです。ステップ位置はエンデューロなら僕は変える必要はないと思います」

2、サスペンションは固めに
「サスペンションは前後ともに、奥で踏ん張るようにしたいですね。そのままだと底付きしがちです。予算次第ですが、リアをモディファイする予算がなければフロントを優先しましょう。僕はサスペンションはテクニクスさんにお世話になっています」

3、タイヤは細めを選ぶべし
「トラクションのことを考えて太いタイヤをチョイスしがちですが、セローには幅100のYZ125と同じサイズのタイヤを履くのが正解です。太くしてしまうと、回転上昇が鈍くなり、上りなどでも苦労することがあるでしょう」

4、サイレンサーをポン付けで換えるならスプロケをショートに
「トリッカーにデルタのサイレンサーをつけたことがありますが、抜けが良くなって低速でのレスポンスや、中間域のパワーも出ます。そして何より軽い。ただ、そのままだと薄くて高回転域が使えなくなるので、スプロケを2T増やしました。これで高回転域の伸びの部分が使えるようになりますよ」

健二さんは「乗りやすいし、ツーリングでも山走りでも、なんでもできる魅力がセローにはあると思います。ヤマハのWR250Rとはジャンルが違うので比べることも難しいとは思いますが、セローはどんなビギナーでも乗れる懐の深さがあります。名車だと思います」とコメントしてくれました。

サイレンサーの変更→スプロケで追いこむという対処は、日頃からレースに慣れ親しんでいる健二さんならではの名言。もちろんFIセッティングで対応も可能なはずですが、値段も張りますしね!

JNCCでは#2、JECでは#1を背負う日本を代表するエンデューロライダー鈴木健二。9月のJEC日高では、市販トレールWR250Rでの参戦を予定しているのだ!

JNCCでは#2、JECでは#1を背負う日本を代表するエンデューロライダー鈴木健二。9月のJEC日高では、市販トレールWR250Rでの参戦を予定しているのだ!

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