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いよいよエントリー締め切りが6月14日と迫って来たアジアクロスカントリーラリー(AXCR)。
ラリーはロードブックに記載された情報を元にゴールを目指しますが、
AXCRの場合は、豊富なバリエーションのダートを存分に走れる他、時に川渡り、古風な橋、東南アジアの村落から大都会、サンドもあれば草原も畑も田園も、山岳も。とにかくめくるめく冒険が、全てこのロードブックに書き込まれています。
今回紹介するのは昨年度のLEG3(タイ〜カンボジア国境越え)の一部。
この日のSSは国境を超える日でもあるので短め、私宮崎が過去最高のクラス6位でフィニッシュした日です。
早朝、MOTOクラスからスタートしていきます。前日の結果順にスタート!
頭を完全にリセットして、気持ちのいい朝の空気を吸いながら、SSスタート地点へ走り出します。
96.6kmにSSスタートまでの最後のガソリンスタンドが示されているので、ここで給油。前夜のチェックでマーキングして、忘れないようにします。PTTは大手スタンド。ターゲットタイムまで余裕あればトイレや補給休息もできます。タイの大手GSにはコンビニなどが備わってます。
グラベルに入り、SSスタート地点へ到着! ここでしばし時間あります。
時間が近づくと受付係にタイムチェックカードを渡して、スタート時間を割り振られます。
スタートでは30秒前、10秒前、3.2.1とカウントダウンされて発進!
国内外カメラマンが多数いて、テンション上がります。
AXCRならではのアジアの「ベリーナロー、細いトレイル」が続きます。
倒木情報なども目に入れて、走ります。
出ました!『ダメージドブリッジ』。傷んだ橋は、AXCRではおなじみ。雰囲気の良いシチュエーションですが、時にマジ怖いときも。。
こういう細かいコマは要注意。1コマの中に右折、左折、分岐があって不安なときは、「右」「左」とか書き込んでおきます。
一概には言えませんが、ターマックに出るとき、グラベルに戻るときは、道としてわかりやすいので安心区間でもあります。時々、出ちゃ行けないタイミングでターマックに出ちゃうときは、当然焦ります。
空から見たら、近いところで右往左往しているだけなんですが、当事者の私は焦りますね。
そんなときは、わかるところまで戻って、メーターもそこに戻して、丁寧にやり直します。
これは眠くて適当に書いた字なので、参考にしないでください。
時々細かい白砂にフロントが取られることもあるので、「砂」と書きました。
ビレッジ=村では速度制限がかかることが多いので、スピードを落とします。
村には子供や老人、犬も路上にいますので、安全最優先!
速度制限解除。ここからスピードアップ。
川沿いを走るフラットダート、橋のシケインは、昨年めちゃくちゃ気持ちよかったです。
確信持てるところで見晴らしがいいところはアクセルオープンで!
前夜のHQ(ヘッドクオーター=事務局)のボードに、マップの変更箇所が貼り出されたら、事前に書き込みます。
このマップは、単純に誤植だったのか、川の右側通行から左側通行への訂正。
ボーとしているとミスしやすい分岐。
POND=池はわかりやすいマークなので、安心材料です。
「よし、池あった」と心で確認しながら、先を行きます。
一番下のマップに記載されている、鳥居のようなマーク。これは看板です。
ちなみに昔、「鳥居なんてねえよ!」と困惑した日本人ライダーもいらっしゃったというのは、参加者に伝わる面白伝説。
SSの距離を別の場所に書き込んでおけばいいのですが、だんだん集中力も途切れてきますので、最後のあたりで、自分を鼓舞する『あと、もう少し!』記載を入れます。
ようやくフライングフィニッシュ!
係の人にタイムチェックカードを渡して記載、サイン。
そして、サービスクルーが待ち構えるサービスエリアへ行くのですが、安堵の瞬間ですね。
冷たい飲み物や軽食が待ってます。
燃料補給、整備、マップ張り替えなどなど。
大抵は、前半のSSが終わって、サービスエリアで休憩後、後半SSへ向かうのですが、この日はカンボジア国境をわたるので、SSはこれで終わりです。
この日はかなり短い距離でしたが、まとめるとこんな感じでした。
PS、以下気になる記載について。
『FMT』はフォローメイントラック。
『TELA』は寺ではありません(笑)。TELAはカンボジアの大手ガソリンスタンドです。
このアンテナのような物、なんでしたっけ? 実はまだわかっていない絵も(笑)。
ただし、こういうT字路はわかりやすく、迷いにくい。逆に少し不安な時に出くわすと安心感に。
だから絵は気にしません!
近年はDOAなど、コマ図を使った遊びが人気ですし、基本はAXCRも同じ。
ぜひ、海外でのラリーに興味を持ったら、AXCRに挑戦してみてください!
AXCR公式ホームページ
http://www.r1japan.net/axcr/index_ja.html
この記事の著者について
- キース宮崎
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