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好評のきらたかし先生インタビュー第二弾。今回は、自身のバイク遍歴やエンデューロ感について語ってもらいます

最近は、上を目指し始めている

編 バイク歴は長いのでしょうか?

きら 僕は88年に大学に入学しているのですが、その頃はレーサーレプリカが全盛期でした。FZR250に乗ってたこともあります。峠は六甲山や金剛峠を何度か走ってみたものの、ビビッてすぐに諦めました(笑)。オフロードもブームになっていて、スーパークロスがやっていた時代ですね(編注:82〜99年)。
オフ車はたくさん乗りましたよ。MTX125ではよく近所の河川敷で遊んでいたのを思い出します。この25年間、オフ車を絶やしたことはありません。DT50、KMX125、KDX200、CRM250、RM80…そういえば、CR85R2を造形社の社長さんから個人売買で譲ってもらったこともありました。内木場選手のマシンだったんじゃないかな。レーサーは、そのあとCRF150Rを買っているのと、最近ではGASGASのEC125を買いました。これは、フレアラインさんで。

編 なるほど。ダートスポーツ編集部よりも、レース歴もバイク歴も長いですね(笑)。エンデューロへのなれそめは、本誌で語っていただくとして、ここでは意気込みを語ってもらえますか?

きら そうですね。関西から上京してきて、オフロードヴィレッジのエンデューロにはよく出ていたのですが、レースが練習という感じでした。3ヶ月、いや半年に1回くらいかな。月刊オートバイで連載を持っていた時代ですが、漫画家としてはアシスタントをしていた頃ですね。ザ・サンデーライダーといった感じ。お金もなかったですが、時間もなかった。

編 最近はそうでもないとか…

きら 元々、大学生の頃は競技スキーにのめりこんでいたこともあります。少し体育会系の素養があるんですね。JNCCに出てみても、手が届かない世界ではないな、と思うこともありますし、最近はみなさんかなり競技に打ち込んでいらっしゃることもあって、その影響でしょうか。もう少し上を目指したいと意識するようになりました。とりあえずの目標はJNCCでFUN Cの入賞。今のところ真ん中くらいですから。
2014年は、爺ヶ岳には出たいなあと思っています(編注:インタビュー後、JNCC爺ヶ岳には正式にエントリー済)。鈴蘭も素晴らしいと聞いているんですが、なんせ連載開始直前ですからね。取材には行きたいと思っていますけど。
JECは4月末にLitesに参戦してきます。オンタイムはじめてなんで、とても楽しみですね。

編 レース参戦は、シゴト的には大丈夫なんでしょうか。

きら バイクにばかりかまけていると、担当の編集さんに怒られちゃいますけどね。密度高く活動していきたいな、と思ってます。でもバイクっていいことも多いんですよ、僕はしめきりに追われると、妥協したくなったり、手を抜きたくなってきてしまうんですが、レースを走ると、あらためて謙虚になるんです。好きなことでお金を得ていることを、本当にありがたいな、と感じるんですよね。もちろん手は怪我出来ません(笑)。

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