ダートスポーツ2014年6月号

○4月24日発売 ○定価815円+税 開幕戦、今年一発目のIA2で優勝を果たし、一気にその存在感をアピールした小川。IAで2位や3位の表彰台に上がったことは、ない。上がる時は、てっぺんだ。以前から「ハマったときのスピードはピカイチ」と評されていたが、さらにその切れ味は増している   ★表紙ライダー/小川孝平 【マシン】Honda CRF250R ★表紙撮影/長谷川徹 ★表紙デザイン/岸澤秀夫 ========================== 特別付録 バイク総合情報誌 『Begin the Bike』vol.6が付いてくる!! ========================== ☆興奮の全日本シリーズがつい…

新井宏彰、逆襲の狼煙

「今年は手応えがある。こっから行きますよ」 昨年は開幕前の手首の負傷により、復帰後もシーズン通して調子が上がらなかった新井宏彰。今年の開幕戦でも激しい転倒を喫してしまったが、走りそのものの手応えはあるという。カワサキエースの、逆襲なるか   DS:第2戦の川越を振り返っていかがですか? 「ヒート2で久々にトップ争いができたのが良かったですね。昨年はケガもあったし、復帰したあともダメだったので。そういう意味では、今回の川越は存在感をアピールできたかな、と。まただいぶ調子も良くなってきています」 DS:現在、身体の調子は? 「開幕戦の九州でぶっとんでしまって。手首がまだだいぶ痛いんですけど、骨は折れ…

バイク馬鹿、きらたかし 〜漫画家人生〜1/3

本誌最新号でインタビューが掲載されている、きらたかし先生ですが、6月24日発売の講談社イブニングにてエンデューロ漫画『凸凹 〜DEKOBOKO〜』を連載開始することになりました。インタビュー内にもありましたが、この25年間オフロードバイクを欠かしたことがないほどのバイク馬鹿。インタビューはきら先生のご自宅にお伺いしましたが、まさにバイク御殿です。主たるリビングの他に、20畳はあるだろうと思われる趣味部屋には、ご自身のCB400とRG500γが大切に保管されている。そのほかに、ガレージが2棟あり、そこには愛車の数々が。敷地内にはまだまだ余裕があり、ミニモトコースくらいなら作れてしまいそうなほど。そ…

#1富田は勝谷を超えられるか

「正直、今は勝谷さんしか見ていないです」 IA2ディフェンディングチャンピオンとして#1をつけ、今季からTeam HRCで走る富田俊樹。第2戦では2/2位とまとめたものの、常にその前には勝谷武史がいた。ズバリ、富田は勝谷を倒せるのか!?   DS:今回は悔しいレースになりましたね。 「はい、完全に負けました」 DS:ヒート1はけっこう離されちゃいましたよね? 「勝谷さんの序盤のペースがかなり速くて、完全にそれに付いていけなかったですね。後半も間隔を見られながら走ってるのかな、という印象でした」 DS:ヒート2はかなり修正した? 「コースに水も撒いてあったので、自分は『大丈夫かな?』って慎重に走ってると…

Z-WHEELに旧車設定が追加

ホイールブランド、Z-WHEELの旧車用リムS16シリーズが、さらなる大量のマシンに対応。特に今回の対応では、ヤマハDT系、XT系の旧車種をカバーしており、ヴィンテージ好き必見。 素材は7000系アルミ合金で、強度は非常に高い。ヴィンテージ車両にマッチする程よい表面仕上げはアルマイト処理。足回りをさりげなくドレスアップするだけでなく、バネ下重量の軽減にも効果的だ。純正スポーク、純正ニップル、純正ハブに対応。 http://www.dirtfreak.co.jp/moto/products/zwheel/s16/ フロント TS250’74-,DT250’75- リア DT125/M…

化けるか、ルーキー大塚豪太

「ルーキーとかは関係ないです。1年目でチャンピオンを取りたい」 昨年のIBダブルチャンピオンで、IAゼッケン#01をつける大塚豪太(T.E.SPORT)。第2戦関東では総合6位[6位/7位]に入り、存在感をアピール。昨年の渡辺祐介、能塚智寛のように、大化けできるか?   DS:関東大会はどうでしたか? 「開幕戦の九州よりは全然良かったんですけど、まだ全然。悔しいです。ヒート1は2周目くらいから腕が上がってしまって、我慢比べでした。腕が上がらなければもっといけたと思いますが、かなりきつかったですね。緊張というよりは乗れてなくて、腕で乗ってしまっている感じでした。ヒート2は腕が上がらなかったんで…

JMX R2/馬場大貴のヘルカメ!

さて、恒例の全日本モトクロスヘルメットカメラをアップしました。 ライダーはおなじみ、IA2馬場大貴(#40)。 今回はいつもより賑やかな解説でお届け。 コースを知りたい方も、トークを楽しみたい方も ぜひご堪能あれ!      …

JNCC Rd.2広島 〜極悪なマディに見る、トップ2の走り方〜 4/5

 とかく、極悪を極めた路面であった、今回の広島です。そんな中でも、苦にせず走っていたライダーは、鈴木健二、渡辺学、小林雅裕、矢野和都、それに熊本悠太といったところでしょうか。本人達にとってもツライのはたしかだったようですが…。  繰り返し言われていることですが、マディ攻略法の原則は、できるだけ動作を少なくすることです。特に、石井正美は常にそのような走り方をするために、GASGAS時代は必ず300ccを選んでいたと言います。直線をつなぎ、コーナーは1カ所で曲がる、というラインです。上の鈴木健二はまさしくそのような形。このセクションはテージャス山のヒルクライムで、見ての通り最悪ですね。できるだけスピ…

成田、勝谷ピンピン/OFV

4月20日、全日本モトクロス選手権第2戦が、埼玉県オフロードヴィレッジで開催。天候は曇り、コンディションはウェットでホコリも立たずベストなモトクロス日和に。 IA1は成田亮がヒート1/2ともに圧倒的な勝利をおさめた形。ヒート2は新井宏彰がラストラップまでに2秒差まで追い込んだものの及ばずといったところ。IA2では、両ヒートともに富田俊樹と勝谷武史のマッチレースになったが、勝谷が早めにしかけてリードを拡大する展開でこちらも勝谷のパーフェクトウィンとなった。レディスクラスはタイトルホルダー邵洋子がレースをリード。竹内優菜がプッシュ、邵をかわして逃げ切り優勝。邵は竹内とのバトルで転倒を喫し、最後尾に。…

UKタフワン、D・ナイト気を吐く

世界的ハードエンデューロの一つ、イギリスのTough Oneが4月19日に開催。マン島出身のD・ナイトが優勝を遂げた。昨年の夏頃にシェルコへの移籍を発表したナイトにとって、このTough Oneでの優勝は大きな一歩と言えるだろう。2位は、スタートのよかったJ・ウォーカー。ナイトに大きなリードを持っていたにもかかわらず、この日のナイトのスピードにかなわずと言ったところ。3位はA・ゴメス、4位には、4ストFE250に乗り換えた(エルズベルグロデオでは2ストで参加するというコメントが出ている)G・ジャービス。…