太一×ERZ全力月間 vol.10 ルーツの魂。 from BIGTANK MAGAZINE

 トライアルの競技者としてのキャリアに一区切りをつけてまもなくの頃、彼は、大小を選ばす、様々なエンデューロイベントに参加していた。ライダーとしての新しい道を模索していた。全日本エンデューロ選手権にも出場した。その頃、北海道の日高ツーデイズエンデューロに参加した。いわゆるオンタイム制というフォーマットの2日間競技だった。ルールが難しいと思われがちな競技形態だが、彼は特に気負うこともなく競技に集中し、溶け込み、楽しんでいた。考えてみれば子供の頃から世界のトライアルで鍛え上げられてきた彼にとって、この程度のことに適応するなどなんでもないことだった。  また、それ以上に印象に残ったのは、2日間の競技が終…
ダートスポーツ

ラッセル怒涛の振り切りGNCC Rd.7

5月26日(日)のウエストバージニア、ロッキーマウンテンで行われたGNCCラウンド7、XC1ではK・ラッセルが3時間のレースを終始リード。ラッセルは250ドルオールボーリング・ホールショット賞、KR4パフォーマンス最速ラップ賞まで獲得。J・アッシュバーン、A・デロン、J・トーマスも後続に貼り付かれるも、ラッセルは序盤からKTM、C・ムリンズを後ろにトップを保守。3位争いの気配が濃厚になってきた時、ヤマハ、アッシュバーンのチームメイト、J・ストラングが加わり混戦模様を呈した。最終ラップ、アッシュバーンが3位を保守するかと思われたが、ストラングがフィニッシュエリアで僅差で差し、3位を奪取。このロッ…

太一×ERZ全力月間 vol.9 ヘアスクランブルだけじゃない from FRM

 いよいよ開催が近づいてきたエルズベルグロデオ。彼にとって4回目の挑戦であり、彼はこれを最後の挑戦とする予定なのだそうだ。初出場でいきなり13位(しかも不利な後方スタートからだ)、二年目に5位、そして3年目に7位とすぐに上位の常連となった実力者の彼だから、今年はきっとさらにパワフルな走りを見せてくれるはずだ。しかも今年は正式にKTMファクトリーライダーの扱いというから素晴らしい。全国各地でパブリックビューイングが行われるので、そこでみんなで見て盛り上がれるといいなあ。  タイチは、決して体格に優れているわけではない。手足が長いヨーロピアン勢に比べこうしたエクストリームエンデューロは不利なはずなの…